国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/2月2日~6日/…
国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/2月2日~6日/ハードコート)グループステージの試合には背中の不調のために出場せず、ファンを心配させているラファエル・ナダル(スペイン)。彼は宿敵ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破り、グランドスラム男子シングルスの優勝回数単独トップに立つことはできるのだろうか。ウェブメディアEssentially Sportsが報じた。【動画】全仏2020でナダルvsジョコビッチの決勝
開幕寸前の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/2月8日~21日/ハードコート)だが、グランドスラム20回優勝のナダルはここでは2009年に一度優勝したきりだ。それ以降4度決勝に進みながら、4度とも準優勝に終わっている。
2012年と2019年の決勝ではジョコビッチに敗れたが、2012年の試合はフルセットの5時間53分に及ぶ熱戦で、今でもグランドスラム決勝として最長試合の記録となっている。だが2019年の決勝は、6-3、6-2、6-3というジョコビッチの圧勝だった。
ナダルとジョコビッチの対戦成績はジョコビッチの29勝27敗とほぼ五分だが、ハードコートに限ればジョコビッチの20勝7敗と圧倒的で、ナダルが最後にハードコート上でジョコビッチに勝利したのは2013年の「全米オープン」にさかのぼる。
「全豪オープン」で最多となる8回の優勝を遂げているジョコビッチを破るためには、ナダルは終始アグレッシブに、攻め続けるテニスをしなければならない。以下がそのポイントだ。
リターンゲーム
ジョコビッチはツアー屈指の良いサーブを持っている。だから厳しいリターンをすることはジョコビッチに勝つためには必須だ。ナダルはいつものようにベースラインのはるか後ろに構えるのではなく、もっと前でアグレッシブなリターンをする必要がある。さらにリターンはフラットに、相手コートの深いところに打って、ジョコビッチに余裕を与えないことだ。トップスピンをかけたリターンが浅いところに落ちたら、鋭いバックハンドウィナーを決められることになる。
サービス
これまでにもナダルがジョコビッチのバックハンドに向かって打つワイドの深いサーブは、ジョコビッチをコート後方に追いやることに成功してきた。ナダルは効果的なサーブを使って、ジョコビッチのリターンの次の球、「サーブ+1」で仕留めることを狙うべきだ。
更にナダルはボディサーブをもっと多用して、ジョコビッチの予測を難しくしなければならない。そしてツアー最高のリターナーの一人と言われているジョコビッチを破るためには、セカンドサーブもより強化する必要がある。
ラリーではフラットなショットを使い、ジョコビッチに主導権を握らせないこと。バックハンドばかりを攻めずに、左右に振ってジョコビッチを走らせること。つまり、ジョコビッチにストレート勝利を収めた昨年の「全仏オープン」決勝の再現を狙うことだ。そして積極的にネットに出て、ラリーを短くすること。
ジョコビッチが「全豪オープン」最多優勝記録を伸ばすのか、ナダルがグランドスラム優勝数単独トップに立つのか、はたまた他のライバルたちがのし上がるのか。今年最初のグランドスラムが楽しみだ。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」でのジョコビッチ(左)とナダル(右)
(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)