オーストラリア・メルボルンで開幕した全豪オープン(グランドスラム/1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス1回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)が第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を倒したすぐあとの同じロッド・レーバー…
オーストラリア・メルボルンで開幕した全豪オープン(グランドスラム/1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス1回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)が第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を倒したすぐあとの同じロッド・レーバー・アリーナに、第13シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が登場した。
これがグランドスラム73大会目という36歳のビーナスは、全豪を2年連続での1回戦負けにはしたくなかっただろう。
そして、本戦初日のセンターコートの最初の2試合で、アメリカ人女性が続けて勝利を飾ることになった。
ビーナスは世界ランク101位のカテリーナ・コズロワ(ウクライナ)に対して第1セットで2度、先にブレークを許して劣勢に立ちながらそのつど挽回して7-6(5) 7-5で退けた。
グランドスラムで7度優勝を遂げているビーナスは、昨年の全豪オープン1回戦で最終的に準決勝まで進出したジョハナ・コンタ(イギリス)に敗れている。しかし、今年のビーナスは違った。48本のアンフォーストエラーをおかしはしたが、よりポジティブなスタートを切った。
「1回戦をプレーするのは決して簡単なことじゃない。ただただ、リズムを見つけようと努めることになる」とビーナス。「彼女は素晴らしいテニスをした。非常に調子のいい相手に対する試合を何とか切り抜け、勝利をつかんだというのはすごく満足のいくことだわ」。
この日は4人のシード選手が敗れた。第19シードのキキ・バーテンズ(オランダ)がバルバラ・レプチェンコ(アメリカ)に5-7 6-7(5)で、第26シードのラウラ・シグムンド(ドイツ)が元ナンバーワンのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)に1-6 6-1 4-6で、第15シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)がココ・バンダウェイ(アメリカ)に1-6 6-7(3)で、第23シードのダリア・カサキナ(ロシア)はペン・シューアイ(中国)に0-6 6-7(5)で敗れた。(C)AP(テニスマガジン)