車いすテニスダブルスの超絶プレーをご紹介こんにちは、車いすテニスプレーヤーの田…

車いすテニスダブルスの
超絶プレーをご紹介

こんにちは、車いすテニスプレーヤーの田中愛美です。
今回は前回ご紹介しきれなかった、車いすテニスダブルスの見所についてです!

以前、車いすテニスの見所で「そんなところまで取れるんだ! という驚きがある」とご紹介したことがありますが、“男子ダブルスでまさにこれ!”という動画をいくつかピックアップしてみました。そしてコートを2人で大きく動き回る健常ではなかなか見ない動きにも注目してみてください!

【写真】田中愛美プロの練習風景


We're live now on Facebook re-living the Wheelchair Tennis Men's Doubles Final from Rio 2016.

Here's an unforgettable moment from that game. @itf_tennis | @wchairtennisgb | #ThrowbackThursday pic.twitter.com/JltzYqJ8x7

— Paralympic Games (@Paralympics) May 14, 2020
S.ウデ(フランス)/N.パイファー(フランス)vs. G.リード(イギリス)/A.ヒューイット(イギリス)による1分40秒にも及ぶ長いラリー。実はこれファイナルセットなんです。
両者のコートカバーリングの精密性、阿吽の呼吸でコートを動き回るところはまるでショーを見ているかのよう。
ボレーなどでの派手なショットはありませんが、何度もナイスファイトを見せているのは観客の歓声からも分かりますよね。


A lesson to *never* give up…

Stefan Olsson hit the canvas in the men’s wheelchair doubles final, but got back up again to wow the crowds 😮#Wimbledon pic.twitter.com/hOL7bIqdlP

— Wimbledon (@Wimbledon) July 14, 2018
お次は、S. オルソン(スウェーデン)/J.ジェラード(ベルギー)組vs. G.リード(イギリス)/A.ヒューイット(イギリス)によるラリーです。
ウィンブルドンといえば芝! これが車いすの天敵なのです。天然芝はタイヤへの引っ掛かりが多く思うように動けないもの。それでもフェンスギリギリまで走って追いかけるボールへの執念、本当に尊敬しかありません。
この動画ではオルソン選手が画面左奥フェンス手前でギリギリ返球。腕を伸ばした際にバランスを崩し前のめりに転倒してしまいました。
これはもうダメだと誰もが思った次の瞬間、パートナーのジェラード選手がコート真ん中にスタンバイし、相手のボールを高く上げて時間を作り、その隙になんとオルソン選手自力で起き上がりコートに復帰!! そして見事そのポイントをゲットしたのです。
転んでも自力で起き上がるオルソン選手、そしてそれを分かっていたかのようにラリーを繋げたジェラード選手、二人の信頼からなせるナイスプレーに観客も大盛り上がりのナイスポイントでしたね。

--{国枝選手が見せる”スゴ技”に注目!}--

via: Wimbledon: A handstand volley? 😮

Wheelchair tennis star Gustavo Fernandez supplies today's #AdventCalendar m… pic.twitter.com/ewjXqSLJQ7

— SOULFULTENNIS (@SOULFULTENNIS) December 7, 2016
最後に、G.フェルナンデス(アルゼンチン)/N.パイファー(フランス)組vs. 国枝慎吾(ユニクロ)/S.ウデ(フランス)組をご紹介したいと思います。
画面手前のフェルナンデス選手が前に走っていきセンターのボールに飛びついた瞬間、バランスを崩しコートの中央付近で転倒してしまいます。
国枝選手が再びフェルナンデス選手を狙いますが、なんと左手で体と車いすを支えてこけた状態のままボレーで返球! 何事もなかったかのように起き上がり、続くワイドに走らされたボールでコートの外から相手コートの角を狙う“技ありショット”が炸裂!
まさにフェルナンデス選手のオンステージといえる1ポイントだったと思います。


いかがだったでしょうか?
独特の動き方、シングルスとは違った戦術、ペア同士の息の合ったプレー…。ペアが変わればプレーも変わる、見所満載の試合がたくさんあります。
なかなかテレビなどでは見る機会がないとは思いますが、車いすテニスのダブルスも面白いのでぜひ注目してみてください!