オーストラリア・メルボルンで開幕した「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、日本の日比野菜緒(LuLuLun)が第32シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に敗れ…

 オーストラリア・メルボルンで開幕した「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、日本の日比野菜緒(LuLuLun)が第32シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に敗れた。第1セットをセバストワが6-4で先取したあと、第2セット第1ゲームの途中で日比野が棄権を申し出た。試合時間は36分。

 第1セット第4ゲームでサービスを落とした日比野は、第7ゲームのあと腰の治療のためメディカルタイムアウトをとった。その後、第9ゲームでブレークバックして4-5とイーブンに戻したが、次のサービスゲームをラブゲームで失ってセットを落とした。

 第2セットが始まる前に、ふたたびトレーナーの治療を受けた日比野は、第2セット第1ゲームのセバストワのサービスで、3ポイントをプレーして30-15のとき、棄権した。

 「前日の練習で走っていて、走りすぎたか、腰に痛みを感じた」と日比野。「原因はわからない。試合になればアドレナリンが出てなんとかなるかと期待したが、ならなかった」。

 「冬のトレーニングがいい内容で、ここに来てからも自分の形になってきたところだった」

 試合直後は涙を流し、悔しさをにじませていた。

 日比野とセバストワは2015年4月にアフマダーバード(ITF2.5万ドル/ハードコート)の2回戦で初対戦しており、セバストワが7-5 6-3で勝っていた。

 全豪オープン初出場だった昨年の1回戦でマリア・シャラポワ(ロシア)に1-6 3-6で敗れていた日比野は、大会初勝利ならず。グランドスラムは5大会連続となる本戦出場だったが、シングルスでの初勝利はならなかった。

 セバストワは2回戦で、クリスティーナ・クコバ(スロバキア)と対戦する。クコバは1回戦で、クリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)を6-4 6-0で下しての勝ち上がり。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)