南半球最高峰リーグのスーパーラグビーに参戦2年目となるサンウルブズは、BK立川理道とFWエドワード・カークの共同主将制で2017シーズンに臨むことが決まった。1月16日、チームを運営するジャパンエスアールが発表。 フィロ・ティアティア新ヘ…

 南半球最高峰リーグのスーパーラグビーに参戦2年目となるサンウルブズは、BK立川理道とFWエドワード・カークの共同主将制で2017シーズンに臨むことが決まった。1月16日、チームを運営するジャパンエスアールが発表。

 フィロ・ティアティア新ヘッドコーチは「今シーズンのサンウルブズにとって、リーダーシップは特に重要となります。スーパーラグビーのシーズンは非常に過酷であり、すべてのチームにおいてチーム力が試されます。乗り切るためには、オン・オフに関わらずリーダーたちの協力が不可欠となります。サンウルブズは昨シーズン初参戦した若いチームですが、リーダーシップを発揮できる経験豊富な選手たちに恵まれており、きっとその力が活かされるでしょう。今シーズン、私たちは『Rise as One』をチームスローガンとしました。すでに2人のリーダーたちともこのコンセプトについて話し、共に力を合わせて困難にも立ち向かっていく事を確認いたしました」とコメントした。

 立川は昨年、HO堀江翔太主将が不在のときにゲームキャプテンを務め、所属するクボタスピアーズでもリーダーシップを発揮、さらにジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチが率いる新体制となった日本代表でも堀江とともに共同主将を任され、選手やスタッフの信頼も厚い。
 立川は「サンウルブズのキャプテンを務めることになり、とても光栄に思っています。エドワード・カーク選手との共同キャプテンとなるので、2人で協力しチームをまとめ、昨シーズンよりも1つでも多く勝利したいと思います。サンウルブズファンの方々の応援がなによりも力になりますので、一緒に戦い共に喜びましょう!」と意気込みを語った。

 オーストラリア出身のカークは世界的なビッグスターではないが、レッズに所属していた2010年からスーパーラグビーでの経験があり、昨年はサンウルブズで全15試合に出場して献身的な動きやハードワークはファンの心をつかんだ。
 今季のサンウルブズを、非常に高いポテンシャルをもったチームと感じているというカークは、「この経験豊富なメンバーとともに新しく始まる過酷なシーズンに臨むにあたり、選手のみならずチームに関わる全員が、その役割の範疇を超えて、リーダーとして、人として、大きく成長できるチャンスがあるのではないかと思います。リーダーとしての役割に全力を尽くすのはもちろんですが、選手としても、昨シーズン以上の働きをし、今シーズンも全力を尽くす所存です。自分のポジションが常に約束されているわけではありませんし、その争いもとても楽しみにしています。2017シーズンのサンウルブズにご期待ください」とコメントした。