絶対に負けられないサバイバルマッチは1月28日におこなわれる。日本最高峰のトップリーグ残留を目指す3チームは、レギュラーシーズンが終わってもほとんど休む間もなく、約2週間後の入替戦に向けてすべてを注ぐ。

 コカ・コーラレッドスパークスは2011年度に最下位となって自動降格し、その後再びトップリーグに復帰したが厳しい戦いは続き、4季連続の入替戦出場となった。

 1月14日におこなわれたリコー戦では前半をリードしながら、後半立ち上がりの13分間、コミュニケーションによるミスやペナルティが続き、3連続トライを許して逆転負けを喫した。ブレイクダウンをコントロールしきれなかったことも修正課題となった。
 入替戦は、トップチャレンジ1(三地域リーグ上位チームの戦い)で3位だった日野自動車レッドドルフィンズをホームに迎える。
 キャプテンのFL山下昂大は日野自動車について「九州電力相手にいい試合をしたようです。勢いがあるチーム」と見ている。そのチームには母校・早稲田大学の先輩であるFL佐々木隆道がおり、「ずっと憧れの人。すごい存在感があります。試合はしっかりと準備して、勝って締めくくります」と語った。

 日本選手権で優勝3回の戦績を持つ古豪・近鉄ライナーズは、チーム史上ワーストの13位で終わり、7季ぶりに入替戦に臨む。チームは今季、泥沼の9連敗を経験したが、最終戦で同じ入替戦出場組の豊田自動織機シャトルズに26-24で競り勝ち、上昇ムードで九州電力キューデンヴォルテクス(トップチャレンジ1・4位)と対戦する。
 坪井章監督は、「九電は日本人だけのチームですが、チームのために体を張り続けることができている」と警戒する。「入替戦は独特の雰囲気がある。下のチームとか、技術など関係なく、近鉄のラグビーをする」とキッパリ語った。

 そして、今季15位に終わった豊田自動織機は、トップチャレンジ1で2位だった三菱重工相模原ダイナボアーズとの入替戦だ。2010年にトップリーグ初昇格を果たし、その後、自動降格も入替戦も経験、再昇格した2013年からトップリーグで戦い続けてきた。
 2014年度から指揮をとっている丹生雅也監督は、そのシーズンの入替戦でも対戦したことがある三菱重工相模原について、「外国人や帰化選手が多く、フィジカルが強い。継続的に強化もおこなっている」と気を引き締める。意気込みを訊くと、「織機はトップリーグでやってきた経験をもって、相手を受けることなく、プライドを持って戦う」と語った。(取材:見明亨徳)