現役男子シングルス選手の中でツアー通算500勝を達成しているのは現在8人。そんな一握りの選手たちしか達成していない偉業に、今年3人が仲間入りするかもしれない。Tennis World USAが…

現役男子シングルス選手の中でツアー通算500勝を達成しているのは現在8人。そんな一握りの選手たちしか達成していない偉業に、今年3人が仲間入りするかもしれない。Tennis World USAが伝えた。【動画】優勝で気合いのガッツポーズのモンフィス

トップは当然ながらロジャー・フェデラー(スイス)で、現在1242勝。彼は、歴代でもジミー・コナーズ(アメリカ)の1274勝に次ぐ2位につける。2位はラファエル・ナダル(スペイン)で1004勝。3位は934勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。

残る5人は、アンディ・マレー(イギリス)の676勝、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)の552勝、リシャール・ガスケ(フランス)の548勝、スタン・ワウリンカ(スイス)の530勝、マリン・チリッチ(クロアチア)の516勝。

彼ら8人に続きそうな3人は、現在493勝のガエル・モンフィス(フランス)、そしてともに492勝まで積み上げてきたジル・シモン(フランス)とフェリシアーノ・ロペス(スペイン)だ。

モンフィスは昨年2月にモンペリエとロッテルダムで連続優勝を飾り、シーズン成績は16勝7敗。マルセイユで準決勝に進んだシモンは11勝12敗、序盤に負けることが多かったロペスも11大会に出場して7勝を積み上げた。3人とも500勝まで残り10勝を切っているだけに、昨シーズンと同ペース以上であれば達成できるだろう。なお、モンフィスは2月2日開幕の「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/2月2日~6日/ハードコート)に出場することが決まっている。

この3人にやや水を開けられる形で続くのは、470勝のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)、464勝のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)、439勝のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)。

昨年のテニス界は新型コロナウイルスのパンデミックにより「ウィンブルドン」や「東京オリンピック」を含む多くの大会が中止・延期となった。ワクチンが開発され、その接種が進められる中、今シーズンはより多くの大会が開催されることを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ATP500ロッテルダム」でのモンフィス

(Photo by Jan Kok/Soccrates/Getty Images)