昨年ATPの会長に就任したアンドレア・ガウデンツィ氏が、このほどイタリア…

昨年ATPの会長に就任したアンドレア・ガウデンツィ氏が、このほどイタリアの新聞社の取材に応えた。イタリア出身の元プロテニス選手であるガウデンツィ氏は、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の3人が引退した後のテニスの行く末について、あまり心配していないようだ。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じている。【動画】ビッグ3のいろいろな時代の映像集!

「私はピート・サンプラス(アメリカ)とアンドレ・アガシ(アメリカ)の時代にテニスを始めた。彼ら2人が引退したらテニスは存続できないだろうと多くの人が言っていたよ。サンプラスとアガシに匹敵する選手はそうそう出てこないだろうとね。ビッグ3が長く活躍していることは特筆すべきことだし、いつか彼らが引退すると決めた時にはもちろん残念がられるだろうけど、“ウィンブルドン”や“ATP1000 ローマ”のような歴史ある大会は、それぞれの伝統を維持しつつ、ファンの間でもとりわけ人気を誇っている。私が思うに、テニスという競技は素晴らしいから、いずれ新しいスターが生まれるだろう。振り返ってみれば、テニス界にはいつだって素晴らしいライバル関係にある選手たちがいたものだ」

ガウデンツィ氏が明るい未来を見ている理由の一つは、自国イタリアの“勢力”が高まっているためかもしれない。今年からイタリアの都市トリノが「ATPファイナルズ」の開催地になり、さらにマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)やヤニク・シンネル(イタリア)のような地元の若手が台頭してきている。

「シンネルはとても才能ある選手だ。彼には素晴らしい将来が待っているだろうね。彼にはいつかトリノでの“ATPファイナルズ”に出場して欲しい」と語るガウデンツィ氏は、トリノでの「ATPファイナルズ」は良い大会になるはずだと自信を持っている。

「トリノは素晴らしい仕事をしているし、我々はとても野心的だ。ロンドンでの“ATPファイナルズ”では12年間で300万人の観客を動員して、とても高い基準ができた。トリノではさらに良い結果が得られるという自信がある。ファンにとって質の高い体験になることを保証するよ」

ガウデンツィ氏は、若い世代のファンにもっとテニスの魅力を伝えられるようにルール変更が進んでいることについても言及。メディア環境が変化する状況の中で、テニスの人気を高めていくべく、新しい取り組みに説教的であることを示している。

「伝統的なテニスのルールに変更を加えることには賛成だ。新しいメディア媒体に適した良いコンテンツを届けるのが我々の目標だからね。そのためには、ファンに注目しなければならない。メディアやデータ配信といった点で、ファンがより良い体験をできるようにする必要がある。WTAやITF、そしてグランドスラムなどの他団体ともっと緊密に連携していかなければいけないね。一緒に取り組めば、テクノロジーやイノベーションにもっと投資できるようになって、ファンにより良い体験を提供できるから」

(テニスデイリー編集部)

※写真は左からジョコビッチ、ナダル、フェデラー

(Getty Images)