オーストラリア・シドニーで開催されている「アピア国際シドニー」(ATP250/1月8~14日/賞金総額49万5630ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、前年度覇者のビクトル・トロイツキ(セルビア)がジル・ミュラー(ルクセンブル…

 オーストラリア・シドニーで開催されている「アピア国際シドニー」(ATP250/1月8~14日/賞金総額49万5630ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、前年度覇者のビクトル・トロイツキ(セルビア)がジル・ミュラー(ルクセンブルク)に3-6 6-7(6)で敗れ、3連覇の夢は絶たれた。

 トロイツキは2連覇を達成したピート・サンプラス(アメリカ)、ジェームズ・ブレーク(アメリカ)、レイトン・ヒューイット(オーストラリア)を追い越し、オープン化以降にシドニーで3連覇した最初のプレーヤーとなることを目指していた。

 先週のブリスベンで体調を崩していたミュラーは、ホテルの部屋を離れるのに体にムチうっていたのだという。

「ここに来たとき、僕は何も期待していなかった。というのもブリスベンでは気分がさえず、あまりいいプレーができていなかったからだ」とミュラーは打ち明けた。「全豪の前に1、2試合プレーできればとだけ考えていたんだよ」。

 第6シードのミュラーは決勝で、ダニエル・エバンズ(イギリス)と対戦する。エバンズはアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)を6-2 3-6 6-3のフルセットの戦いの末に下して勝ち上がった。(C)AP