日本のラグビー史を大きく塗り変えた2015年、そして日本中に感動を巻き起こした2019年のラグビーW杯によって、到来したラグビーブーム。

そのおかげもあってか、近年ニュース番組やネットニュースなどでも、ラグビーに関する内容を目にする機会も、大いに増えたことだろう。

元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴が様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTubeチャンネル「田中大貴のアスリートチャンネル」では、ゲストにラグビー元日本代表で現在はアメリカ・メジャーリーグラグビーにて活躍する畠山健介さん、トップリーグ・NECグリーンロケッツに所属し、現トップリーグ選手会長を務める川村慎さんが出演。

今起こっているラグビーブーム、さらには、あのドラマの感動秘話まで、ファン必見の内容が語られた。

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少しずつラグビーの認知度が高まってきた


2011年、2015年と過去2度にわたりW杯出場経験のある畠山さんは、日本中に旋風を巻き起こしたラグビーブームについてこう語る。

「2015年に(南アフリカに)勝利したことをきっかけに、そこから2019年のW杯もあったので、少しずつラグビー の認知度が高まってきたかなという感じはしますね。」

さらに、現トップリーグ選手会会長の川村さんは、

「間違いないですね。LINEニュースやYahooニュースを見ていても、少しずつラグビー の要素が増えてきていますしね。松島(幸太朗)くんがフランスでトライしたとか出てくるようになったのも、あの2015年、2019年のW杯のおかげかなと思います。」

と、ラグビーブームを身をもって感じている様子を明かした。

そのラグビーブームを巻き起こすきっかけとなったのが、2015年に開催されたラグビーW杯。それまで一度もW杯で勝ち星のなかった日本が、当時世界ランク3位の南アフリカ相手に劇的な逆点勝利を収めた試合だった。

当時の様子について畠山さんはこのように振り返る。

「現地イギリスでテレビを見ていたら、NECが特集されていたんですよ。おそらく、日本の勝利によって急にすごい事になって、とりあえず日本のラグビーを取材しろってなったんでしょうね。その時NECは所属選手1人も代表がいなかったんですが・・・(笑)凄いなと思いましたね。」

ドラマ「ノーサイド・ゲーム」の感動秘話

2019年のW杯が行われた年には、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」が放送されていたことも記憶に新しい。番組には、2人の大先輩である、ラグビー元日本代表・廣瀬俊朗さんが出演。廣瀬さんのドラマ出演について川村さんは

「僕らは本当のトシさんを知っているから、見ていてちょっと恥ずかしかったですね(笑)トシさんやってんなー!みたいな。」

と、コメント。一方畠山さんは、

「トシさんの他にもラグビー関係者が結構出ていて、僕の後輩も出演していたんですが、くそ大根芝居で(笑)なんか酷いことを言われて、大泉洋さんを睨むシーンだったんですが、そんな睨み方しても見えてないやろくらいの角度で、どこ見てんねんって感じでしたね(笑)」

と、後輩の演技に言及する一面もあった。

そんな中、本チャンネルナビゲーターの田中は、「ノーサイド・ゲーム」の演出を手掛けた演出家・福澤克雄にまつわる、こんなエピソードを明かした。

「福澤さんと講演をやった際に、ドラマのエピソードを高校生に色々と聞いてもらったんですが・・・。あれ凄いのは、ラグビーW杯の放映権って、日テレとNHKじゃないですか。じゃあなぜTBS、しかもゴールデンでドラマをやるのか。福澤さんは会社にお願いをして、『これは、会社のためだけでなく、ラグビー界・スポーツ界のために僕はやるんです。』と言って会社にOKもらったらしいんです。凄いですよね。」

すると、このドラマの第1回のミーティングに参加したという畠山さんも、

「その時も福澤さんは、『これは局とかそういうことじゃない。ラグビーをみんなで盛り上げるためだ。だからTBS側で作ったとしても、ちゃんと日テレさんにバトンを渡してラグビーW杯が成功するように』という思いでミーティングに参加していたんです」

と、福澤さんの熱意に感心したと明かした。

さらに動画では、ラグビーW杯後の待遇の変化や、「社員選手」と「プロ選手」の違いについてなど、ラグビーファン必見の内容が語られている。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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