23日にWBO王座奪取のフルトン、将来的な対戦相手に米メディア注目 WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが23日(日本時間24日)に米国で行われ、同級1位スティーブン・フルトン(米国)が王者アンジェロ・レオ(米国)に判定勝ちを収め、王…

23日にWBO王座奪取のフルトン、将来的な対戦相手に米メディア注目

 WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが23日(日本時間24日)に米国で行われ、同級1位スティーブン・フルトン(米国)が王者アンジェロ・レオ(米国)に判定勝ちを収め、王座奪取に成功した。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は、新王者の将来的な対戦相手を予想。WBC世界同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)の名を挙げ、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)の存在に触れている。

 スーパーバンタム級の王座を奪った26歳のフルトンについて、記事では「ネリが最初のターゲットになるだろう」と予想。昨年9月にWBC王座を獲得し、2階級制覇したネリはWBA正規王者ブランドン・フィゲロア(米国)との対戦が海外メディアで浮上している。同メディアはフルトン戦実現の条件として「ネリが(フィゲロアに)勝利する必要がある」とした。

 さらにWBAスーパー&IBF統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、WBA暫定王者ライス・アリーム(米国)、元WBAスーパー&IBF統一王者ダニエル・ローマン(米国)が挙がる一方、バンタム級のモンスターの名前も記されている。

「フルトンはスーパーバンタム級の中では、最も生来の才能に恵まれているかもしれない。あと少しの強敵や週末のような内容でタイトル戦に勝利すれば、すぐにファンは1階級下のキングとの対決の可能性を熱望するだろう。フルトン対ナオヤ・イノウエは実現可能な究極の目的地なのか? 2021年の終わりまでには、実現するかもしれない」

 井上は当面の間はバンタム級で戦い、4団体統一を目指す意向。記事のように年内に実現する可能性は極めて低いかもしれないが、同メディアは可能性に触れているようだ。(THE ANSWER編集部)