新型コロナウイルスは世界中で大流行しており、スポーツ界にも大きな影響を及ぼしている。サッカー界ももちろんのことであり、ど…
新型コロナウイルスは世界中で大流行しており、スポーツ界にも大きな影響を及ぼしている。サッカー界ももちろんのことであり、どの国でも大きな影響を受けている。
以前、SPORTでインタビューを行った南部健造は現在もタイでプレーしており、同じくコロナの影響を今でも受けている。今回、前期のシーズンを終えて、2月7日から後期のシーズンが始まるタイリーグの現状や自身のコンディションについて語った。

練習に取り組む南部[写真/SPORT.es]
■コロナウイルスの影響
コロナウイルスの影響により、中断期間が発生したタイリーグ。半年間の大きな中断期間により、チームは一新されてしまった。移籍市場が開いていたために、監督を含め、選手も半分以上が変わってしまったのだ。
さらにはリーグの状況も逼迫しており、南部はその状況に触れた。「4部リーグの廃止、さらには3部リーグは全ての日程をこなす前に中止になった。チームが無くなることもあり、選手がクビになることは少なくなかった」
「観光客は全くいない。タイでは入国制限をしており、渡航者は決まった施設に隔離される。日本よりは厳しい対応を取っていると思う。観客は前期は入ってたものの、時間と共に制限されていき、後期は無観客での開催が決まった。チームの収入に関しては、あまり影響がない。オーナーからの出資が大きいため、チケット収入は大部分を占めていない」と付け加えた。
コロナウイルスの影響に関して、南部は難しさを滲ませた一方で、時間と共に適応できたことも認めた。さらに、ゴール数が上がった要因についても語った。
「(チームのメンバが大幅に変わったため)サッカーのスタイルが変わって、難しくなった。しかし、(中断期間を経て)個人的には頭の整理ができ、コンディションを整えることができた。チームのエースが移籍してしまったが、自分の攻撃の時間は増えた。1試合のチャンスは試合をこなすとともに増えたと思う。ここまで16試合で7ゴール2アシストを記録できたが、目標は2桁の10点だった」
■後期からは新天地でプレー
チームからサッカー以外のサポートがほとんどなかったことを理由に、南部は移籍を決断。生活面や給料面でストレスが溜まることから、新たなチームに活躍の場を移すことになる。
「今いるチームよりも、順位が低く、降格争いのチームに移籍することとなった。自分の価値を証明するためにも、少しでも順位を上げられるようにし、来年に繋げたい。このチームは成長できる環境だと思った。後期の活躍はより評価に繋がると思う。このクラブは1週間くらい待ってくれたけど、実は契約の1時間後には良い条件で首位争いをしているクラブからオファー来ていたんだ」と契約時の逸話も明かした。
■身体とメンタルのケア
後期は2カ月間で16試合を行うことから、コンディションの維持が必要と語った南部。後期開始に向けて自分自身が行っていることを明かした。
「ルーティンをあえて無くした。その理由は、今自分が起きている中でのベストの選択をするためだ。それは、サッカーでとても重要なことだと思う。また、夜寝る前には15分くらい瞑想することを始めた。それによって試合で焦りがなくなったと実感している。瞑想は大きな要素であり、自信に繋がる」
瞑想を始めたことで、試合のプレー中に焦りや緊張がなくなったと語った南部は、これを始めた理由も語ってくれた。「元チームメイトのスウェーデン人がカップ戦のPKで緊張しない理由に瞑想を挙げていた。理由を聞いたところ、“外しても受け入れられるメンタルを鍛え、外してしまうことをマイナスに捉えないこと”と言っていて、自分もやろうと思った」と語った。
また、メンタルはもちろんのこと食事の面も選手にとっては重要だ。タイの料理は辛いもの、脂っこいものがあるため、南部も取捨選択していることを語った。
「身体のケアも重要なことだ。睡眠時間のコントロールはもちろんだが、食事でも必要な部分だけ摂るなどして工夫している。タイの食事は辛い、脂っぽいものなどが多い時がある。そういう時は、必要なものを摂るようにしている。食べ物の知識に関してはやりながら、学んでいる。他のタイの選手はしていないけどね」
■後期に向けての目標
2月7日から始まるリーグ戦の後期に向けて、南部は準備できていることを明かし、大きな目標を掲げている。
「前期は7得点だったので、後期は13得点取りたい(シーズン当初の目標は前後期で10点ずつのため)。チームが降格圏内にいることから、残留はもちろんしたい。できることなら、プレーオフ圏内の6位を目指したい。今のコンディションは良く、無理せず順調にきている。試合は始まるころには良い状態になっていると思う」