オーストラリア・シドニーで開催されている「アピア国際シドニー国際(WTAプレミア/1月8-13日/賞金総額71万900ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第2シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)が疲労困憊のバーボラ・…

 オーストラリア・シドニーで開催されている「アピア国際シドニー国際(WTAプレミア/1月8-13日/賞金総額71万900ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第2シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)が疲労困憊のバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-1 6-2で倒し、決勝に進出した。

 ラドバンスカは決勝で第6シードのジョハンナ・コンタ(イギリス)と対戦する。コンタはもうひとつの準決勝で、ワイルドカード(主催者推薦)で出場したユージェニー・ブシャール(カナダ)を6-2 6-2で退けた。  来週16日に始まる全豪オープンで、1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、2位のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に次ぎ、第3シードとなるラドバンスカは、ストリコバを倒すのに、わずか75分しか必要としなかった。  この勝利でラドバンスカは、ストリコバに対して7連勝。ストリコバは前日に第10シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を倒すために3時間20分におよぶ死闘を潜り抜け、さらにダブルスの試合までこなすという重労働により、疲労しているように見えた。  「彼女はひどい暑さの中でカロ(ウォズニアッキ)に対して、驚くべき試合をした」とラドバンスカ。「彼女は少しの休憩を挟んで、ほとんど4時間コート上にいたわけだから、カロにありがとうって言わなければいけないわね」。  ラドバンスカはこれまで決勝に進んだ場合、6度連続で勝っている。  一方、昨年の全豪オープンで準決勝に進出し、大躍進を遂げたシドニー生まれのイギリス人、コンタは、第1セットの第3ゲームでブシャールのサービスを破り、第2セットの出だしにもブレークを果たした。  一年ぶりに3試合連続の勝利を目指していたブシャールは、コンタのグラウンドストロークと強烈なサービスリターンに圧倒された。  25歳のコンタは、「私はラドバンスカとは2度対戦して2度負けている。だから明日の夜は一段上のプレーをしたいわ」と言った。彼女は14歳のときにオーストラリアをあとにし、2012年にイギリス市民権をとっていた。(C)AP