23日、WOWOWテニスワールドでのオンラインイベント「テニワのオンライン楽屋」に、「全豪オープン」へ出場する西岡良仁(日本/ミキハウス)が登場。「西岡選手に直接聞く!全豪編」と題したトークの中で、前哨戦となる「ATPカップ」について語った…

23日、WOWOWテニスワールドでのオンラインイベント「テニワのオンライン楽屋」に、「全豪オープン」へ出場する西岡良仁(日本/ミキハウス)が登場。「西岡選手に直接聞く!全豪編」と題したトークの中で、前哨戦となる「ATPカップ」について語った。【アーカイブ動画】西岡良仁が語るロシアとアルゼンチンの印象【25日19時30分~LIVE配信】選手とコーチ 大解剖編!

今年の「ATPカップ」は2月2日~2月6日の日程で12ヶ国が参加。日本はロシア、アルゼンチンと同じグループDとなっている。各国の代表は以下の通り。

日本:41位錦織圭、57位西岡良仁、ダブルス47位マクラクラン勉、ダブルス209位松井俊英

ロシア:4位ダニール・メドベージェフ、8位アンドレイ・ルブレフ、113位Aslan Karatsev、122位エフゲニー・ドンスコイ

アルゼンチン:9位ディエゴ・シュワルツマン、44位ギド・ペラ、ダブルス3位ホレイショ・ゼバロス、ダブルス43位マッシモ・ゴンサレス

西岡はロシアとアルゼンチンの印象について「ロシアは今若手が引っ張っていて、メドベージェフ選手もルブレフ選手もトップ10を経験していて、No.1、No.2ともにレベルが高いと思っています。アルゼンチンは全体的なレベルが高いと思います。シュワルツマン選手を筆頭に、ペラ選手も40位台で、ダブルスはゼバロス選手とゴンサレス選手もいますし」と語った。

西岡は昨年も当時73位で同大会にも出場。自身より上位ランキングである当時世界45位のパブロ・クエバス(ウルグアイ)と当時世界26位のニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を撃破し、当時世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)には敗れたものの、スコアは6(4)-7、4-6と健闘した。

その時のことについて「あれは自分の中でも本当に良い大会になったなと思っています。その影響もあって、"全豪オープン"で3回戦に初めていけたというのもあります」と語った。

また今回の「全豪オープン」では現地入りしてから2週間の隔離が義務付けられている。西岡自身は練習のための1日5時間の外出が認められているが、錦織やダニエル太郎(日本/エイブル)は、チャーター便の同乗者に陽性者が出てしまい、外出ができない完全隔離となっている。

隔離期間が怪我を引き起こす可能性について「僕たちは大丈夫ですけど、錦織選手とかダニエル選手は正直不安ですね。完全隔離の選手はけっこうリスキーだと思います」と言う。

また今大会でのダブルス出場については、まだ決まっていないようだ。

「今回ダブルスとして勉君と松井さんに参加してもらっていますのでこの二人のペアが最有力です。でも何があるか分からないですし、今回(錦織のコーチである)ミルニーコーチが監督で、ダブルスの元トップ選手ですし、どういう判断をされるかも楽しみです。選手間でもどういうチームにするか話すと思います。勉君はたぶん固定だと思いますが、錦織選手が出るかもしれないですし、僕かもしれないし、松井さんかもしれないです。その時の状況にもよると思うので、僕ももちろん準備はしておきます」

西岡にとってはシーズン開幕戦となる「ATPカップ」。昨年と同じように弾みをつけて「全豪オープン」でも活躍することが期待される。

オンラインイベント「テニワのオンライン楽屋」は、WOWOWテニスワールドにて、連日ゲストを迎えて無料でライブ配信中。25日19時30分からは内山靖崇(日本/積水化学工業)とテニス解説者の鈴木貴男さんが登場する予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ATPカップ」での西岡良仁

(Photo by Paul Kane/Getty Images)