1月30、31日にわたる2日間、東京都世田谷区・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場において「スポーツクライミング第16回ボルダリングジャパンカップ」(以下、「BJC2021」)が開催予定。スポーツクライミングの2021年シーズンがスタ…

1月30、31日にわたる2日間、東京都世田谷区・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場において「スポーツクライミング第16回ボルダリングジャパンカップ」(以下、「BJC2021」)が開催予定。スポーツクライミングの2021年シーズンがスタートする。
今大会は新型コロナウィルス感染症の流行やそれにともなう緊急事態宣言の発出を鑑み、無観客試合、厳正な感染対策を実施した上で開催されることとなった。
昨年から引き続き多くのイベントや大会が中止になり、またトレーニングにも制限がある中でのシーズンスタートではあるが、東京オリンピックやパリオリンピックへ向けての大事なシーズンとなる。
今回は新世代も含めてBJC2021での注目選手を紹介していく。

東京オリンピック日本代表に注目!

BJC2021では、東京オリンピック日本代表に注目だ。世界で活躍する4名のメダル候補による優勝争いを見逃すな。

楢﨑智亜
楢﨑智亜 photo by KAZUKI TAKANO

クライミングといえば楢﨑智亜(TEAM au)。ボルダリング、リード、スピードと3種目において1種目も欠けることなく好成績を残し続けている。
意外にも前大会、前々大会では2位の成績。今大会に優勝を賭ける大本命。

原田海
原田海 / photo by HAMASHOW

原田海(日新火災)は「IFSC クライミング・世界選手権 2019」複合4位の好成績で東京オリンピック日本代表入りを果たしている。
前大会においては楢﨑智亜を破り見事王座を獲得している。今大会でも優勝を飾り2連覇達成なるか?

野口啓代
野口啓代 photo by HAMASHOW

クライミングの女王・野口啓代(TEAM au)。デビューからこれまでに目覚ましい活躍を遂げてきた彼女は、東京オリンピックでの引退を表明している。
彼女も楢﨑智亜と同じく前大会、前々大会では2位。BJC2021で優勝を飾り、東京オリンピックへ向けてスタートダッシュを目論む。

野中生萌
野中生萌 photo by HAMASHOW

野中生萌(XFLAG)は「IFSC クライミング・世界選手権 2019」複合5位で東京オリンピック日本代表となった。
「第14回ボルダリング・ジャパンカップ」では見事優勝を果たしており、今大会でも優勝を虎視眈々と狙う。

パリオリンピックを目指す新世代に注目!

上記の4名の他にも、日本には世界トップクラスのクライマーが多数。2024年開催予定のパリオリンピックを目指す選手たちにも注目してみよう。

楢﨑明智
楢﨑明智 photo by KAZUKI TAKANO

楢﨑明智(TEAM au)は「IFSC クライミング・世界選手権 2019」コンバインド5位となり、僅差で惜しくも東京オリンピック日本代表入りを逃している。
前大会は12位であったが今大会では更なる上位獲得を目指す。

土肥圭太
土肥圭太 photo by KAZUKI TAKANO

土肥圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)はデニムで登るスタイルが目印、期待の新世代クライマー。
BJCでの優勝経験はまだないが、「第3回コンバインドジャパンカップ」では5位となるなど、目覚ましい成長を遂げており、今大会での活躍にも期待がかかる。

伊藤ふたば
伊藤ふたば photo by HAMASHOW

伊藤ふたば(TEAM au)は新女王の名にふさわしい活躍を見せる若手最注目のクライマー。
昨シーズンは「BJC」、「SJC」での2冠を達成。今シーズンの彼女のスタートダッシュに注目が集まっている。

森秋彩
森秋彩 photo by HAMASHOW

森秋彩(茨城県山岳連盟)は伊藤に続く若手注目のクライマー。
前大会では惜しくも4位。ジャパンカップでは常に上位に位置し、今大会での優勝に期待がかかる。

大会の模様はYouTubeほかで放映予定

当日の様子はYouTube(男女予選、準決勝・決勝)、スカイA(男女決勝)で放映される予定だ。また、AbemaTV、BS朝日でも後日放映予定。
お気に入りの選手を見つけて、観戦をいっそう楽しもう。

text by 金子修平

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