ラリーモンテカルロ、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。直前でコ・ドライバーが替わり、テストもシェイクダウンもないまま、マルティン・ウィダグとのコンビでシリーズ最難関イベントをスタートしたヌービル。SS10でコンビ初のステージ…

ラリーモンテカルロ、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。直前でコ・ドライバーが替わり、テストもシェイクダウンもないまま、マルティン・ウィダグとのコンビでシリーズ最難関イベントをスタートしたヌービル。SS10でコンビ初のステージウインをマークしたことで、新しい相棒との作業の進捗に安堵を見せた。

(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC
■セバスチャン・オジエ/総合首位(↑)





「完璧とは言えないが、いい1日だった。最初のステージは超トリッキーなコンディションだったが、とてもうまくいった。本当にハードにプッシュしたので、あれだけ速いペースで走っても、マシンを道の上に残したままフィニッシュラインを超えられてハッピーだった。2本目は、格段に難しかった。路面コンディションがすごく悪くグリップがまったくなかったので、走行順が早いドライバーと比べると、かなりタイムをロスしてしまった。たぶん、タイヤのマネージメントも完璧ではなかったと思うが、新しいタイヤなので、まだその理解を深めているところだ。最後のステージは、1回目とも、グラベルクルーが走行した時とも、コンディションが大きく変わっていたが、自分自身はクリーンに走ることができた。一番重要なのは、自分たちがリードしているということ。ここから、その座を守り続けなくてはならない」

■エルフィン・エバンス/総合2位(↓)





「今日は少し悔しさが残った1日だった。朝、最初のステージは、滑り出しが今ひとつだった。リズムをつかんでしまえばタイムはそれほど悪くなかったが、セブが飛び抜けて速かった。2本目は路面がかなりツルツルになって、走行順が遅いほどグリップが減ったようだ。ヘアピンでエンジンが少しストールしてタイムを失ったが、それでもセブに匹敵するタイムだった。最後のステージは、グラベルクルーからの情報より路面コンディションがさらに悪くなったようで、難しかった。トラブルを避けてクリーンな走りに努め、大丈夫だったようだ。今日は、もっと攻められる部分があったと思うが、思い切り行ける勇気がなかった。でも、もちろん、このようなコンディションでは、うまくバランスをとることも重要だ。明日も、セブにプレッシャーをかけ続けていく」

■カッレ・ロバンペラ/総合3位(↑)





「午前は滑り出しがよく、最初のステージはとても順調だった。トリッキーなコンディションはかなり慎重にいったが、ほかと比べてタイムはよかった。2本目は本当にトリッキーで、フィーリングはよかったが、路面が磨かれてどんどん速度が出せなくなり、自分たちもタイムをロスしてしまった。今日最後のステージではインターカムにトラブル。(コ・ドライバーの)ヨンネが大声で叫ぶようにノートを読んでくれたので、なんとか聞き取れた。それでも、自分よりも後からスタートした選手より速かったので、十分だったと思う」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC
■ティエリー・ヌービル/総合4位(↑)
「今日もトリッキーでチャレンジングな1日だったが、車内での作業は着々とよくなっている。最初のステージは余裕を感じられずリズムもつかめなかったが、SS10でよくなってきた。マシンをできる限り効率良く走らせることに努め、トラクションを探りながらクリーンな走りを維持した。中盤セクションでグリップをより感じられたところがあったので、少し強めにプッシュできた。それでもタイムには驚いた。特に、最初のステージではかなりタイムをロスしていたからね。今シーズン、初めてのステージウインで、マルティン(写真)との最初のベストタイム。今週、一緒に奮闘してきたことが報われた。目標はできる限り走行を重ねて、お互いにこのコンビでの仕事に慣れること。モンテは、それが学べる最高の学校だよ!」