監督ジネディーヌ・ジダンは新型コロナウイルス陽性反応が出たために自宅から試合を見守る中、レアル・マドリーは敵地でアラベス…
監督ジネディーヌ・ジダンは新型コロナウイルス陽性反応が出たために自宅から試合を見守る中、レアル・マドリーは敵地でアラベスと戦った。マドリーは、中盤にチームの核となる選手(クロース、モドリッチ、カゼミロ)を配置して臨み、監督アベラルド・フェルナンデス・アントゥーニャを新たに迎えたものの、敵地アルメリアで5-0、セビージャにホームで1-2で敗れているアラベスに危なげなく勝利した。
マドリーは、脆さを露呈したアラベスをベンゼマ、モドリッチ、クロースを中心に前半で粉砕し、アルコヤーノ戦での不様な敗戦から立ち直っていることを示した。
■GK
ティボー・クルトワ(6点)
『存在感なし』
いつもであれば多くの出番がありセービングで存在感を見せるのだが、この試合はクルトワにとって落ち着いたものになっている。ホセルに決められたゴールはなす術がなかったと言えるが、それ以外はアラベスにほとんど威圧されることはなかった。
■DF
ルーカス・バスケス(7点)
『精力的』
気づかないうちに右サイドバックか右ウイングとしてジダンのスターティングイレブンになっている。この試合では右サイドバックを務め、類まれな運動量を見せている。ファイナルサードでの冷徹さで、チームにとってとてつもなく大きな存在となっている。
エデル・ミリトン(6)
『改善』
ブラジル人DFは、エスタディオ・エル・コジャオでの失態の責任の一端を担う選手であり、ジダンの信頼を勝ち取れて来なかったが、ローテーションでナチョの上を行っている。アラベス戦は落ち着いた試合展開となり、期待に応えるパフォーマンスを多少はできたと言える。
ラファエル・ヴァラン(6点)
『適当』
同選手の最も信頼する相棒セルヒオ・ラモス不在の中で、適当なパフォーマンスを披露した。ただ、軟弱なアラベスの攻撃陣に対して要求されるパフォーマンスレベルはそれほど高くなかったとも言える。
フェルランド・メンディ(6点)
『確固たる地位』
マルセロの低調なコンディションに加え、昨シーズンと比べると改善されたメンディ自身のパフォーマンスレベルもあり、不動の地位をマドリーの左サイドで築き始めている。ただ、フィジカルの圧倒的な優位性はあるものの、相手ゴール付近での精度はまだまだ改善の余地がある。
■MF
トニ・クロース(8点)
『完全無欠』
前半に97%のパス成功率を誇った。0-1とするカゼミロの先制ゴールをアシストしたのに加え、0-3とするエデン・アザールのゴールを華麗なパスで演出した。アラベスの脆さと弱点を突き相手を粉砕した。
カゼミロ(6点)
『適切』
ただの潰し屋だったカゼミロだが、シーズンを重ねるごとに相手ゴール前での存在感を高めてゴール数を伸ばしている。ラ・リーガにおいて最もヘディングの能力が優れた選手の1人となっている。ここ最近の試合では、トップコンディションとは言えないパフォーマンスだったが、この試合では冷静にプレーしている。
ルカ・モドリッチ(8点)
『絶妙』
35歳のモドリッチは、“クリニック”とも言える教科書のようなプレーを披露している。ベンゼマへのファンタジー溢れるパスに始まり、正確無比なパスを供給している。モドリッチがこのレベルのパフォーマンスを見せるとき、時間が止まり、ジダンにとって必要不可欠な選手となる。
■FW
エデン・アザール(7点)
『上昇傾向』
1年半にわたる不調を経てようやく復調の兆しを見せている。ダメ押しとなるチームの3ゴール目を決め、前半の45分は非常に満足できるパフォーマンスを見せた。監督代行のダヴィド・ベットーニは、休息のためにアザールを後半途中でベンチに下げた。
カリム・ベンゼマ(8点)
『ストライカー』
2ゴールをゴールに突き刺した。マドリーの攻撃陣の中で重責を担い、それに応えるパフォーマンスを見せ続けている。序盤に訪れたチャンスでは、相手GKフェルナンド・パチェコにゴールを阻まれたものの、チームの2ゴール目となるゴールを文句なしのシュートで決めた。また、チーム4ゴール目も冷静だった。
マルコ・アセンシオ(6点)
『控えめ』
マドリーの攻撃陣の中で控えめなパフォーマンスを見せた選手の1人である。アラベスのディフェンス陣の脆さを活かせず、インパクトを残せなかった。ここ最近は復調の兆しを見せていたが、この試合ではあまり存在感を残せず。
■途中出場
ヴィニシウス・ジュニオール(6点)
『序列後退』
ジダンの求めるレベルからは程遠く、勝利が確実なものになってからピッチに送り出されている。長い間、重要な試合で先発起用されておらず、チームでの序列も下がっている。
イスコ・アラルコン(6点)
『劣化』
試合終盤の限定的な出場時間にとどまっている。アルコヤーノ戦では先発起用されたが、そのチャンスを有効活用できていない。周りの選手達と連携も取れず、現状のコンディションはトップチームのスタンダードではない。
アルバロ・オドリオソラ(6点)
『苦悩』
これまで右サイドバックとしてプレーしたことのないルーカス・バスケスに序列で負けている。ジダンの信頼を掴めておらず、出場機会が与えられても違いを生み出すプレーをできていないのが現実。