オーストラリア・シドニーで開催されている「アピア国際シドニー」(WTAプレミア/1月8~13日/賞金総額77万6000ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝。 元ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は、ここ7大会…

 オーストラリア・シドニーで開催されている「アピア国際シドニー」(WTAプレミア/1月8~13日/賞金総額77万6000ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝。

 元ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は、ここ7大会連続で準々決勝を超えることができていない。試合の大部分で気温が40度に達していたこの日、ウォズニアッキは3時間19分におよんだ熱戦の末に、バーボラ・ストリコバ(チェコ)に5-7 7-6(6) 4-6で敗れ、またも準々決勝で足止めを食らった。  へとへとにさせられる第2セットの間、双方の選手が足の故障のため治療を受けた。ウォズニアッキはこのセットで2-5ダウンから挽回し、その後のタイブレークでも0-5から巻き返してセットを奪うと、勝負の行方を第3セットにもち込んだ。  「コート上のコンディションは非常に厳しいものだった。(暑くて)ビーチでピナコラーダを飲んでいるところを想像しようと努めなきゃいけないような」とウォズニアッキ。「基本的に、それが頭をよぎる考えだったわ。お互いに条件は同じだということはわかっている。だからただ、精神的にクールさを保つよう努め続けていたの」。  準決勝でストリコバは第2シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)と対戦する。ラドバンスカは準々決勝で予選勝者のドゥアン・インイン(中国)を6-3 6-2で下した。  元ウィンブルドン準優勝者のユージェニー・ブシャール(カナダ)は、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を6-2 6-3で破り、力強いシーズンのスタートを継続させた。  ブシャールはブレイクの年となった2014年に全豪と全仏の準決勝に進出し、ウィンブルドンでは準優勝を果たした。しかし、それ以来、彼女は一度しかグランドスラム大会で4回戦を超えることができておらず、昨年末にはランキングも46位にまで落ちていた。  「日に日に、より大きな自信を感じつつある。かつてのリズムに戻りつつあるように感じているの。でももちろん、まだまだ先は長いけれど」とブシャール。  ブシャールの準決勝の相手は、シドニー生まれのイギリス人、ジョハンナ・コンタだ。第6シードのコンタは、ダリア・カサキナ(ロシア)を6-3 7-5で破って勝ち上がった。コンタは、第2セットの第11ゲームでカサキナのダブルフォールトに助けられてブレークポイントをつかみ、そのままブレークに成功した。  昨年の全豪オープンでコンタは、グランドスラム大会で準決勝に進出した1983年以来のイギリス人女性となっている。彼女は準決勝で、結果的に優勝したアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に敗れていた。(C)AP