世界ランキング7位、23歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、2020年にテニスにおいて大きな成果をあげたと言えるだ…
世界ランキング7位、23歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、2020年にテニスにおいて大きな成果をあげたと言えるだろうが、コート外ではずいぶんとお騒がせな1年だった。そのズベレフがこの度とった意外な行動を、ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。【関連記事】ズべレフ、フェレールとのコーチ関係を解消。「機会を与えてくれた彼の家族にも感謝」
たくさんの大会で優勝し、弱冠20歳にして自己最高の世界3位まで駆け上がったズベレフだが、グランドスラムでは昨年まではかばかしい成績を残せていなかった。しかし2020年の「全豪オープン」で初めてベスト4入りし、「全米オープン」では決勝進出と、優勝まであと一歩のところまで迫った。
一方コート外では、別れたりよりを戻したりしていた美人モデルのブレンダ・パテアさんと決別したが、その後パテアさんはズベレフの子供を妊娠していると発表。一人で育てると明言し、ズベレフも「僕らはもう交際していないが、父親としての責任は果たす」と言っていた。
けれどもそれより悪いことに、パテアさんと交際する前に付き合っていた、元テニス選手のオルガ・シャリポワさんが、ズベレフをDVで告発。ズベレフは全面的に否定したが、シャリポワさんは雑誌のインタビューで、ズベレフから受けた精神的・肉体的暴力、あまりの辛さに自殺しようとしたことなどを詳細に語った。
また今年になって、ズベレフは昨年彼のコーチとなった元人気選手のダビド・フェレール(スペイン)と袂を分かったが、元トップ選手でズベレフのコーチから去ることになったのはイワン・レンドル(アメリカ)、フアン カルロス・フェレロ(スペイン)に続き、これで3人目だ。
そして先日ズベレフはInstagramで、将来のことを真剣に考えた上でロジャー・フェデラー(スイス)のマネジメント会社TEAM8を離れると決めたことを公表。パンデミックによる世界中での規制も考慮し、コーチングは家族が行い、マネジメントは兄のミーシャ・ズベレフ(ドイツ)と、やはりプロテニス選手であるセルゲイ・ブブカ(ウクライナ、同名の世界的棒高跳選手の息子)が行うそうだ。
ズベレフは綴った。「両親と兄がコロナに感染したため来られなかった“全米オープン”で、僕は初めてのグランドスラム決勝に進出できた。2年近くかかった前のエージェントとの法的抗争も無事に解決し、僕は短期的・長期的にこれからのことを考えた」
「そして、世界中で行われている規制のこともあり、僕のルーツに返って、コーチングは家族に、マネジメントはミーシャとセルゲイ・ブブカに助けてもらおうと決めた」
「TEAM8がしてくれた素晴らしい仕事と、与えてくれた多くの経験に感謝しています。でも僕らはお互いに、また家族が以前のように大きな役割を果たしてくれることが正しい決断だと感じています」
既にメルボルン入りしているズベレフは、まずドイツチームを率いて「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/2月1日~5日/ハードコート)に、そして「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/2月8日~21日/ハードコート)に臨む。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2020年「全豪オープン」でのズベレフ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)