マリア・シャラポワ(ロシア)は15ヵ月間の出場停止を経て、4月にドイツ・シュツットガルトの大会でツアーに復帰することを予定している。 シャラポワと、シュツットガルトの大会スポンサーである自動車会社のポルシェは、火曜日に、シャラポワが大会…

 マリア・シャラポワ(ロシア)は15ヵ月間の出場停止を経て、4月にドイツ・シュツットガルトの大会でツアーに復帰することを予定している。  シャラポワと、シュツットガルトの大会スポンサーである自動車会社のポルシェは、火曜日に、シャラポワが大会からワイルドカード(主催者推薦)を与えられた旨を発表した。これは、シャラポワが昨年の全豪オープンでの薬物テストでメルドニウムに陽性と判定されて以来、初めての公式戦出場となる。  「ツアー復帰の初戦を私のお気に入りの大会のひとつで果たすことができ、これ以上うれしいことはありません」と29歳のシャラポワは言った。彼女は2012年から2014年に、シュツットガルトで連覇を果たしている。「私の素晴らしいファンたちに会い、ふたたび愛するテニスをプレーし始める日が待ち遠しくてしかたありません」。  シャラポワは大会の本戦3日目にあたる、4月26日から復帰するとみられる。  「ファンたちは、ふたたび彼女のプレーが見られることにワクワクしているだろう」とWTAの責任者、スティーブ・サイモンは声明文の中で言った。  シャラポワは出場停止処分により、現時点から12ヵ月遡った期間の大会成績しか考慮に入れないランキングを滑り落ち、グランドスラムを含む大会への出場にはワイルドカードに頼らなければならないことになる。  シャラポワは最初の判決で2年の活動停止処分が言い渡されたが、10月の上訴で減刑となり、処罰の期間が短縮された。

 活動停止期間の彼女はいくつかのエキシビションマッチでプレーしている。また、「シュガポワ」で知られる自身のお菓子ブランドを設立していることや、テニスの商業的な面にも興味を示し、活動していたことも知られている。彼女は昨年、ハーバード大学ビジネススクールの2週間プログラムにも参加していた。(C)AP