オーストラリア・シドニーで開催されている「アピア国際シドニー」(WTAプレミア/1月8-13日/賞金総額71万900ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、元ナンバーワンで第10シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、…

 オーストラリア・シドニーで開催されている「アピア国際シドニー」(WTAプレミア/1月8-13日/賞金総額71万900ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、元ナンバーワンで第10シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、リオ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(プエルトリコ)を6-3 2-6 6-4で下し、全豪オープンに向けての準備をさらに一歩推し進めた。  2010年と2011年の最終ランキングで2年連続世界1位だったこともあるウォズニアッキは、グランドスラムで一度も優勝したことがなく、昨年の全豪オープンでは1回戦負けを喫し、雪辱を果たしたいと燃えている。

 プイグは巻き返して第2セットを取り、勝負をファイナルセットにもち込んだが、ウォズニアッキが早い段階でブレークを果たし、落ち着いてサービスをキープ。2時間10分の戦いの末に勝利をおさめた。  昨年のWTAファイナルズ優勝者で2014年全豪準優勝者でもある第3シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)は、ラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-2 6-0で破り、第6シードのジョハンナ・コンタ(イギリス)、第9シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)らとともに、2回戦に駒を進めた。  アメリカのクリスティーナ・マクヘイルとココ・バンダウェイは、揃って2回戦に進出した。マクヘイルは第4シードのカテリーナ・ボンダレンコ(ウクライナ)を4-6 7-5 6-2のフルセットの末に退け、バンダウェイは6-2 4-0とリードしているときに第8シードのエレナ・ベスニナ(ロシア)が途中棄権したため、試合を終えずして勝ち上がった。  2011年全米オープン優勝者のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)は、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)に、わずか63分のうちに3-6 1-6で敗れ、またも1回戦負けに終わった。  また、ダリア・ガブリロワ(オーストラリア)はドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-3 7-6(1)で下し、ドゥアン・インイン(中国)はイリーナ・ファルコーニ(アメリカ)に7-5 3-6 6-0で勝った。

 今大会の第1シードはアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、第2シードはアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)で、両者の1回戦はBYE(免除)で2回戦からとなる。

 また前週のブリスベン国際で優勝したカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と ベスト4のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は今大会を欠場した。(C)AP(テニスマガジン)