近年、プロ野球界で問題となっている、セ・パ両リーグの実力差問題。

交流戦や日本シリーズの対戦成績を見ても、その差がはっきりするほど、パ・リーグが圧倒的な強さを見せている。

そんな両リーグの力差について、元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴さんが様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTubeチャンネル「田中大貴のアスリートチャンネル」ではゲストに近鉄、中日、西武で活躍し、セ・パ両リーグでのプレー経験を持つ金村義明さん、さらには昨年限りで現役引退をした元北海道日本ハムファイターズの黒羽根利規さん、白村明弘さんを迎え徹底討論した。

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パ・リーグ10年先を行っている


現役時代はセパ両リーグでのプレー経験を持つ金村さんは、近年の両リーグの実力差についてどのように見ているのだろうか。

「パリーグが圧倒的に上回っていますね。以前ラミレス(前DeNA監督)が、『パリーグは5年先を行っている』と言っていましたが、僕は10年くらい先を行っていると思います。セ・リーグは、どうしてもピッチャーも打席に立ちますし、そのシステムがある以上完投能力があるピッチャーが育たないと思います。負けていたらピンチバッターを出さざるを得ないから。」

金村さんと同じくセ・パ両リーグでのプレー経験を持つ黒羽根さんは、両リーグの球場の差についてこう言及した。

「僕はDH制はもちろん、球場の広さも関係してくると思います。セ・リーグの方が狭い球場が多いので、広い球場で打てるバッターの方が育つんじゃないでしょうか。」

対デスパイネか対ピッチャーかでいうと・・・

一方で、投手として5年、野手として2年と、投打両方でのプレー経験を持つ白村さん。

ピッチャー目線としてはこう話している。

「正直、ピッチャー相手に対して投げる時に、フォアボールを出しちゃいけないと言うのは投げづらいですね。パ・リーグにいると交流戦くらいしかそういう機会がないので・・・。ただ大袈裟にいうと、対デスパイネか対ピッチャーかでいうと、全然気持ちが違いますね。
あとは球場に関してでいうと、神宮で投げた時は怖かったです。札幌ドームよりも狭いので。
神宮でギリギリホームランになる打球が、札幌ドームだと普通に外野フライになったりもします。」

さらに動画内では、DH制や球場以外から考える両リーグの実力差問題やピッチャーの違い、さらにはパ・リーグのピッチャーが育つ理由についても議論している。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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