創刊100年を超える老舗専門誌が日本人選手を独自にランク付け ボクシングで全階級のボクサーを格付けするパウンド・フォー・パウンド(PFP)は海外メディアが独自に選定しているが、英専門誌「ボクシングニュース」では日本人選手に限定したPFPを公…

創刊100年を超える老舗専門誌が日本人選手を独自にランク付け

 ボクシングで全階級のボクサーを格付けするパウンド・フォー・パウンド(PFP)は海外メディアが独自に選定しているが、英専門誌「ボクシングニュース」では日本人選手に限定したPFPを公開。1位は権威ある米誌「ザ・リング」などでも絶大な評価を受けているWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)を順当に選出している。

 興味深い特集を展開したのは1909年創刊の英専門誌「ボクシングニュース」の電子版だった。

 1位はやはり井上だった。寸評でも「どんな階級においても、ボクシング界でまさにベストファイターの1人。モンスター・イノウエはバンタム級で輝いているが、ライトフライ級とスーパーフライ級でも世界タイトルを獲得している。現在は118ポンドの統一王者」と高く評価されている。

 2位に続いたのは4階級制覇王者の井岡一翔(Ambition)だ。「4階級制覇王者でWBOスーパーフライ級のキング、イオカは先月、同胞の日本のスター、コウセイ・タナカ相手の華麗なKO勝利に伴い、パウンド・フォー・パウンド10傑の扉を叩いた」と分析。大晦日の日本人対決で国際的な評価を高めたと評している。

 3位はその井岡に敗れた元3階級制覇王者の田中恒成(畑中)。「カズト・イオカにパーフェクト記録を台無しにされる前は、タナカはミニマム級、ライトフライ級、フライ級でWBOのベルトを集めた。イオカに敗れたが、タナカは圧巻の日本人ダービーで自分の役割を務めた」と紹介。無敗記録の継続と最速の4階級制覇は果たせなかったが、依然として高い評価を受けている。(THE ANSWER編集部)