1月15日、ニュージーランド・オークランドでプラダカップが開幕しました。第36回アメリカズカップの挑戦者/チャレンジャーを決めるこの大会にイネオスチームUK(GBR)、アメリカン・マジック(USA)、ルナロッサ・プラダ・ピレリ・チーム(ITA)の3チームが出場します。(BHM編集部)

全敗だった前哨戦から予想外のプラダカップ2連勝を決めたイネオスチームUK。ますます戦いは混戦に

 プラダカップの流れは総当たり戦/ラウンドロビンを4回おこない勝者が決勝へ。残り2チームで準決勝をおこない勝者同士で決勝を戦います。

◎プラダカップ・ラウンドロビン 初日結果
第1レース
●American Magic
○INEOS TEAM UK

第2レース
○INEOS TEAM UK
●Luna Rossa Prada Pirelli

 大会初日のオークランドは南西風12ノット前後で、やや軽風のフォイリング・コンディション。予定時刻の15時(日本時間11時)から2レースおこなわれました。

 初日のレースは、昨年12月に開催された前哨戦となるワールドシリーズ・オークランド/クリスマスレースで、全敗を喫したイネオスチームUKが2連勝。チャレンジャー三者の実力が横並びとなり、2日目以降も白熱のマッチが期待されます。

1月15日、プラダカップ初日 ライブ中継(再放送)
プラダカップ・ラウンドロビン 初日成績
プラダカップ・スケジュール
レース前日のプレスカンファレンスではパトリッツィオ・ベルテッリ(プラダCEO)もオンラインで登場。「世界情勢は悲しいことになっているがプラダカップが開催できたことに満足している。(バミューダ大会でニュージーランドが勝ち)アメリカズカップの軌道を戻すことができた。アメリカズカップは常にディフェンダーとチャレンジャーの戦いで、特別なボートで戦うスポーツイベント。アメリカズカップのアイデンティティが戻された」とコメント(要約)