井岡一翔が目指すは5階級制覇か　井上尚弥との対決にも参謀言及「ファンは興味示す」

井岡が師事するサラストレーナーが明かしたプランとは

　ボクシングの世界4階級制覇王者・井岡一翔（Ambition）のトレーナー、イスマエル・サラス氏は「ナオヤ・イノウエとの対決にファンは興味を示すだろう」と将来的な好カード実現の可能性に言及している。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

　日本人史上2人目の4階級制覇を目指した田中恒成（畑中）との大晦日決戦を制し、さらに名声を高めた井岡。権威ある米専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド（PFP）でもトップ10入りした。王者が師事する名伯楽サラス氏は井岡が将来的にバンタム級に転級し、5階級制覇を目指す可能性を触れている。

「（5階級制覇は）我々が分析しているところだ。彼は（ボクシング界に）長く留まるつもりはないと私に告白している。しかし、5階級制覇王者という歴史を打ち立てることができる118ポンド（約53.5キロ＝バンタム級）に転向することについては興味を持っている。現時点では会話ベースで、具体的なことは何もないけれどね」

　まだ詳細などは正式なものは全くないようだが、同メディアは記事でも「サラスは日本人ファイターが5階級挑戦に意欲を示しているという。そして、ターゲット候補として現在のパウンド・フォー・パウンド（PFP）の偉人に言及した」と報じている。

バンタム級転級なら…「ナオヤ・イノウエとの対決を含めて、ビッグファイトが存在する」

　バンタム級転級時に標的となるのは、リング誌のPFPで2位のモンスターだという。

「彼はアメリカで戦うことでキャリアを締めくくりたいと希望している。ファンが興味を持つだろうナオヤ・イノウエとの対決を含めて、115ポンドと118ポンドで実現可能ないくつかのビッグファイトが存在する」

　サラス氏はWBAスーパー＆IBF世界バンタム級王者・井上尚弥（大橋）の名前に触れているようだ。

　スーパーフライ級でのビッグマッチを目指す井岡と、バンタム級4団体統一を目指す井上。現時点では夢のようなプランではあるが、もし実現するのならば、日本のファンが熱狂する好カードになるかもしれない。（THE ANSWER編集部）