全勝の元Sミドル級王者、4年前の豪快KOに再脚光「反撃されずに16連打!」  ボクシングの元WBC世界スーパーミドル級王者デビッド・ベナビデス(米国)のド派手なKO劇が再び注目を浴びている。一度も反撃を許さずに16連打を叩き込み、リン…

全勝の元Sミドル級王者、4年前の豪快KOに再脚光「反撃されずに16連打!」

 ボクシングの元WBC世界スーパーミドル級王者デビッド・ベナビデス(米国)のド派手なKO劇が再び注目を浴びている。一度も反撃を許さずに16連打を叩き込み、リングに沈めたシーンを米興行大手「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」が動画付きで再脚光。米ファンには「この階級で最速のパンチの持ち主」「見てるこっちが痛い」などと戦慄が甦っている。

 重量級とは思えないハンドスピードだ。2017年のロヘリオ・メディナ戦の8ラウンド。リングの中央で左ボディーをヒットさせたのが、ラッシュの始まりだ。左右の高速回転の連打を繰り出していく。3、4、5、6発……。ふらつかせると、さらにスピードアップ。13、14、15、16発と左右のフックを立て続けに顔面に叩き込み、メディナはダウン。そのままリングアウトしかけ、レフェリーが試合をストップした。

 鮮やかなTKO勝利。PBCの公式インスタグラムでは「反撃されずに16連打! WBC世界スーパーミドル級王者のデビッド・ベナビデスは怪物だ!」と添えて当時の映像を回想すると、米ファンからは「頭がぐらぐら揺れてる」「彼と戦う相手が気の毒だ」「見てるこっちが痛い」「すげぇぇぇ」「この階級で最速のパンチの持ち主」などと反響が書き込まれている。

 当時20歳だったベナビデスは、次戦でWBC同級王座決定戦に勝利し同級史上最年少でベルト獲得に成功。1度防衛した後、休養王者となったが、2019年9月に再び戴冠。昨年8月の試合で初防衛を目指す予定だったが、計量で体重超過し王座剥奪。勝利したものの王座は空位となっている。(THE ANSWER編集部)