ニュージーランド・オークランドで開催されている「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/1月2~7日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第8シードのアナ・コニュ(クロアチア)がユリア・ゲルゲス(ドイツ)を…

 ニュージーランド・オークランドで開催されている「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/1月2~7日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第8シードのアナ・コニュ(クロアチア)がユリア・ゲルゲス(ドイツ)を6-3 4-6 6-3で破り、ローレン・デービス(アメリカ)と決勝を戦うことになった。

 敗れたゲルゲスは準々決勝で、元世界1位で第3シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を破ったあとの熱戦だった。

 決勝進出のデービスは準決勝で第7シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦し、4-6 6-4 4-1の時点でオスタペンコが途中棄権しての勝ち上がり。

 今大会は序盤からシード選手が消えていく大会となった。第1シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は同胞のマディソン・ブレングル(アメリカ)に2回戦で敗れ、第2シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)も1回戦に勝利したあと、2回戦の対大坂なおみ(日清食品)戦を腕のケガを理由に棄権した。

 また、第5シードのキキ・バーテンズ(オランダ)は1回戦で、第4シードのバーボラ・ストリコバ(チェコ)は準々決勝で、ともにデービスに敗れた。

 コニュの決勝進出はツアー初優勝となった2015年ノッティンガム以来、2度目となる。

 「ここに来てからというものうまくプレーできなくて、サービスもよくなかったけどどうにか自分をコントロールして勝つことができた」とコニュ。

 デービスに敗れたオスタペンコは、ウイルス性疾患で試合を途中棄権した。「咳があって、熱が出てしまった」と話し、「昨日より今日のほうがひどい。試合をしたかったけど、気分が悪くて無理だった」。

 デービスは昨年9月のケベックシティ以来の決勝進出で、初のツアータイトル獲得を目指している。(C)AP(テニスマガジン)