FCバルセロナは、敵地エスタディオ・ヌエボ・ロス・カルメネスでのグラナダ戦に今シーズンとても珍しいことに大量得点で難なく…

FCバルセロナは、敵地エスタディオ・ヌエボ・ロス・カルメネスでのグラナダ戦に今シーズンとても珍しいことに大量得点で難なく勝利している。ただ、この試合では、結果以上に興味深いことも多く起こっている。
この日、スペインで猛威を奮っている暴風雨フィロメナ(Filomena)がグラナダでは鳴りを潜めていた。もちろん寒さはあったものの、人々は、このチャンスを活かして、アンダルシア地方の美しい街の中にある広場のテラスで快晴の空にある太陽を日中は楽しんでいる。そんな中、監督ロナルド・クーマン率いるバルサは、バスで4分ほどのホテルから移動し、17:30ごろにスタジアムに到着。ブルゴス・ベンゴエチェアがレフェリーを務めるグラナダ戦を戦っている。
バルサは、開始早々にラッキーな先制ゴールで0-1としている。セルヒオ・ブスケツのレオ・メッシへの折り返しのパスは、グラナダのロベルト・ソルダードにあたり、ゴール前にいたアントワーヌ・グリーズマンの足元にこぼれると、グリーズマンがこのチャンスを不意にすることなくきっちりとゴールネットを揺らした。
ホームチームであるグラナダの選手達は、レフェリーを取り囲み抗議をすると最初はオフサイド判定を示したものの、最終的にレフェリーのブルゴスは、ブスケツのパスは、グリーズマンのいた方向とは逆方向へのものであり、ソルダードに当たったことでパスとなったと解釈してゴールを認めている。その結果として、不運にもこの失点の原因となってしまったソルダード本人は、レフェリーに対して最も強く抗議している。
■衝突のきっかけ
バレンシア出身のソルダードは、いつもレフェリーに対して厄介な選手であり、90分間常に思ったことを口に出し続ける選手である。インテンシティの高い試合を経験してきており、生まれながらに負けず嫌いな性格である。そして、そのソルダードの抗議は、限度を越え、普段は温厚なバルサの監督クーマンさえも影響を受けている。
監督クーマンがレフェリーにカードを出してでもソルダードの抗議を止めるべきだと促すと、それを耳にしたソルダードと監督クーマンの間でロッカールームに向かう通用口で衝突が起こっている。
レフェリーのブルゴスが前半終了のホイッスルを吹き、全選手が通用口に入るのを監督クーマンは待っていた。しかし、唯一1人残っていたソルダードは、この機会にレフェリーに対して0−3という結果に対するフラストレーションと共に抗議を続けながら監督クーマンの前を通過している。
すると、この時に監督クーマンがいくつかの点についてソルダードの癇(かん)に障るコメントをし、あとに続いて通用口に入っている。その後、監督クーマンと衝突したソルダードは、グラナダの監督ディエゴ・マルティネスに交代を命じられている。ソルダードにとっては、忘れ去るべき試合となっている。