デービスVSガルシアの実現へ、タイソンがまさかの貢献? ボクシングの元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏が“マッチメーカー”となった。期待されるWBA世界ライト級正規王者ガーボンタ・デービスとWBC同級暫定王者ライアン・ガルシア(いずれ…

デービスVSガルシアの実現へ、タイソンがまさかの貢献?

 ボクシングの元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏が“マッチメーカー”となった。期待されるWBA世界ライト級正規王者ガーボンタ・デービスとWBC同級暫定王者ライアン・ガルシア(いずれも米国)の対戦実現をサポート。米専門誌「ザ・リング」が報じている。

 同誌は「ガルシアとデービスはタイソンのポッドキャスト番組で対戦の申し込みをした」の見出しで記事を掲載。「マイク・タイソンの履歴書に『マッチメーカー』を付け加えてもいいだろう」とつづり、こう説明している。

「元ヘビー級王者はガルシアとデービスの間に入り、両者の試合開催の同意を得た。もちろん、試合は口約束だけではなく、プロモーターやマネジメントチームの同意も必要となるが、それは素晴らしいやり取りだった」

 ガルシアは2日(日本時間3日)のWBC同級暫定王座決定戦でルーク・キャンベル(英国)に7回KO勝ち。デビューからの連勝を21(18KO)に伸ばし、6日(同7日)にタイソンのポッドキャスト番組「HotBoxin’」にゲスト出演した。さらに収録の様子を撮った動画をツイッターに投稿。記事では内容をこう紹介している。

タイソンを挟んで舌戦、ガルシア「2回でお前を眠らせてやる」

「動画内で、タイソンはデービスにビデオ通話していた。それを見たガルシアは反応し、『2ラウンドだ。ベイビー。2ラウンドでお前を眠らせてやる』と話した」

 デービスは昨年10月のWBA世界ライト&スーパーフェザー級タイトルマッチで、レオ・サンタ・クルス(メキシコ)に6回KO勝ち。2つの階級のベルトを懸けた変則マッチで強烈なアッパーをお見舞いし、話題を呼んでいた。デービスは動画内で「もし俺がアイツ(ガルシア)に強打を当てたら殺してしまうことになる」「次はアイツと戦う」とタイソンに話している。

 テオフィモ・ロペス(米国)、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)などタレント豊富なライト級。番組内のちょっとしたノリかもしれないが、多くのビッグマッチが期待される中、タイソンが一役買ったようだ。(THE ANSWER編集部)