オーストラリア・ブリスベンで開催されている 「ブリスベン国際」(ATP250/1月1~8日/賞金総額43万7380ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、前年度覇者で第1シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が第5シードのラファ…

 オーストラリア・ブリスベンで開催されている 「ブリスベン国際」(ATP250/1月1~8日/賞金総額43万7380ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、前年度覇者で第1シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦することになった。

 1回戦がBYE(免除)だったラオニッチは、12本のサービスエースを奪い、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 6-2で破った。

 一方、左手首の故障のため強いられた数ヵ月の休止を経て復帰したナダルは、ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を6-1 6-1で倒すのに、わずか55分しか必要としなかった。

 「故障と辛い日々のあと、コートに戻ってくるというのは特別な気持ちだ」とナダル。

 30歳のナダルは、パット・ラフター・アリーナの観客たちに向かってこう言った。「これは僕にとって非常に大きな意味を持つ。プレーに戻るために必死に奮闘しただけにいっそう、みなさんのサポートは、すごく大きな重要性を持つものなんだ」。

 ナダルは、先週アブダビで行われたエキシビションでラオニッチを破っており、ここまでのツアーの対戦成績でも6勝1敗とリードしている。それでもラオニッチは、ナダルとの対戦を楽しみにしているという。

 「素晴らしい任務だよ。今、多くのことをうまくやっていると感じているから、彼と張り合い、いいテニスができるよう祈っている」とラオニッチは言った。

 第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)は、ワイルドカード(主催者推薦)で出場したサム・グロス(オーストラリア)を7-6(5) 6-3で破り、準々決勝に駒を進めた。彼はそこで第7シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフはニコラ・マウ(フランス)を6-2 6-4で倒して勝ち上がった。(C)AP