デシャンボーの目標は「今年中に球速338km」 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで圧倒的飛距離を誇る世界ランク5位ブライソン・デシャンボー(米国)は、球速210マイル(約337.96キロ)を超えられるだろうか。さらなるパワースイングを目指す…
デシャンボーの目標は「今年中に球速338km」
米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで圧倒的飛距離を誇る世界ランク5位ブライソン・デシャンボー(米国)は、球速210マイル(約337.96キロ)を超えられるだろうか。さらなるパワースイングを目指す中、米専門サイト「ゴルフウィーク.com」が記事を掲載。200マイル(約321.86キロ)超えのドライバーショットを連発するインスタグラムの動画に着目し、他の選手の見解を紹介している。
デシャンボーはどこまで進化するのか。昨年は肉体改造に成功し、飛んで曲がらない驚異のドライバーショットが注目を集めた。11月のマスターズを34位で終えて以降、再び飛距離をアップに着手。そんな世界屈指の飛ばし屋に対し、同サイトは「ブライソン・デシャンボーは今年中に球速200マイルを達成できるだろうか?」と注目した。
記事によると、デシャンボーは現在開催中のセントリートーナメント・オブ・チャンピオンズの開幕前に、米専門局「ゴルフチャンネル」のリポーター、トッド・ルイス氏に今年中の球速210マイル達成の目標を話したという。コメントをこう紹介している。
「去年は個人的に良い年だった。だけど『まだ球速を上げることができる』と自分に言い聞かせている。だから、毎日ハードなトレーニングを課しているし、それを追求することを諦めはしないさ」
記事では「PGAツアーでデシャンボーのドライバーの球速は192.8マイル(約310.28キロ)で、ツアー参加者の中で最速の数字」と説明。さらに「彼がインスタグラムに投稿したトレーニングの映像で200マイルを超えるスピードを出しているものを見たことがあるが、210マイルを超えることは可能だろうか?」とつづっている。
トーマスは期待「もはや問題はいつ達成するか」
現在の世界ドラコン選手権1位のカイル・バークシャー(米国)が持つ球速の世界記録は228マイル(約366.93キロ)。デシャンボーの規格外の目標に対し、現役選手と過去の名手はこう意見を述べているという。
ジャスティン・トーマス「彼なら100%可能だ。彼が球速など一定の何かに集中した時に、それを成し遂げるということは明らかだ。もはや問題はいつ達成するかということだけだ」
デニス・ポールソン「彼が210マイルを目指しているということを聞いた時は度肝を抜かれたよ。彼の成長には終わりが見えない。多くの科学者は仮説に終わりを見出すだろう。でも、彼にはそれがないんだ。彼にとってのゴールがどこになるのか分からない。素晴らしいことだ」
飛距離を争うドラコンならまだしも、スコアを争うゴルフでは飛ばせばいいというわけではない。それでも、デシャンボーは圧倒的な飛距離を武器に昨年9月の全米オープンでメジャー初制覇を果たした。ドライバーショットは300ヤード後半を連発し、フェアウェーをキープする。今年も“マン振り男”の魅せるプレーに注目が集まりそうだ。(THE ANSWER編集部)