【得点者プロフィール】 リバウド(当時29歳) 国籍:ブラジル 所属:バルセロナ ポジション:FW 身長:186cm 1…
【得点者プロフィール】
リバウド(当時29歳)
国籍:ブラジル
所属:バルセロナ
ポジション:FW
身長:186cm
1999年にはバロンドールに選ばれたリバウド氏は、“左足の魔術師”と称され、1997年から2002年までプレーしたバルセロナでも数々のマジカルなパフォーマンスを披露。ブラジル代表では、“怪物”ロナウド、後にバルセロナで活躍するロナウジーニョとともに「3R」としても知られていた。
【試合詳細】
日程:2001年6月17日
大会:ラ・リーガ第38節
対戦相手:バレンシア
時間:後半42分(2-2)
4位を争うライバル、バレンシア相手に勝利を手に入れることができなければ、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃すというこの一戦。2-2で迎えた終盤に奇跡が起きる。
後半43分、フランク・デ・ブールが、距離のある位置から前線へと浮き球のパスを送る。このボールは、ボックス手前で待つリバウドへ。このパスに対応したリバウドは、一旦、胸トラップでボールを大きく浮かせると、次の瞬間、飛び上がってバイシクルシュートを放った。
魔法の左足で完璧に捉えられたボールは、ゴール右隅へ。必死で阻止しようと伸ばされたGKサンティアゴ・カニサレスの手が全く届かないところへと収まったスーパーシュートは、ゴールネットを揺らし、そのままバルセロナは勝利した。この試合で既に2得点を決めていたリバウドは、これでハットトリックを達成。リバウドの魔法が、最悪のシーズンの最後に、奇跡とともに歓喜をもたらした。
このゴールには当時のチームメイトであるスペイン代表監督のルイス・エンリケ氏も「キャプテン翼しかできないようなゴール」と称賛しており、まさに漫画のように信じられないスーパーゴールとなった。