ATP(男子プロテニス協会)が公式サイトで、男子テニスツアーの2021年…
ATP(男子プロテニス協会)が公式サイトで、男子テニスツアーの2021年シーズンのみどころを特集。ここではそのうちの5つを紹介する。
【関連記事】2021年男子テニスツアーのみどころ10選<後編>■ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の歴史への挑戦
ジョコビッチは1月4日付けのランキングで通算302週世界1位に君臨。310週で歴代1位のロジャー・フェデラー(スイス)に迫っている。現在世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)とは2,180ポイントの差があり、また新型コロナウイルスの影響のため昨年「全豪オープン」優勝で得た2,000ポイントは今年は失効しないため、3月8日付けでフェデラーの記録を塗り替える可能性が高い。
また現在年末1位の回数もピート・サンプラス(アメリカ)と並んで最多の6回を数えており、今年も年末1位を獲得できれば記録を更新することになる。
■ナダルはすぐさま世界1位に返り咲くことができるか
ナダルとジョコビッチは2度、年末1位から陥落した翌年にその座に返り咲いたただ二人の選手。ナダルは2008年に年末1位に輝いた後、2009年に陥落したが2010年に再度年末1位に。2017年にも年末1位となり、2018年は陥落したが2019年に年末1位とすぐさま取り返し現在5度輝いている。2020年はジョコビッチに譲る形となったが、今シーズンはまたしても獲り返すことができるか注目だ。
そしてナダルは昨年「全仏オープン」で前人未到の13度目の優勝を飾り、フェデラーの20個に並んだ。今年は最多記録を更新する21個目のグランドスラムタイトルを獲得できるかも注目される。
■ドミニク・ティーム(オーストリア)は次のステップに進めるか
昨年「全米オープン」を制し、グランドスラム22大会ぶりの王者に輝いたティーム。ただこの「全米オープン」はフェデラーは怪我で欠場、ナダルも「全仏オープン」を優先し欠場、ジョコビッチは自身の過失により失格と、近年ほぼタイトルを独占してきたBIG3が実質不在の中での優勝だった。確実に進んでいる世代交代の中、今年はBIG3を破っての優勝を果たせるか期待される。
そして次のステップとして挙げられる一つの目標は世界2位の座だ。BIG3とアンディ・マレー(イギリス)以外でトップ2になったのは、2005年7月のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)が最後。丸15年この4人以外その座に就いていない。現在世界3位のティームと世界2位のナダルの差は725ポイント。この差を埋めてまずは世界2位になれるか注目だ。
■ダニール・メドベージェフ(ロシア)は勢いを継続できるか
2020年は最後に10連勝して「ATP1000 パリ」と「Nitto ATPファイナルズ」で優勝を飾り、最高のシーズン締めくくりをしたメドベージェフ。この2大会のインドアでのような活躍をアウトドアでも継続できれば、ティームと同様にトップ2を狙うことができ、スタートダッシュが期待される。
■トリノでの新しい歴史の開幕
2020年まで12年間ロンドンで行われてきたツアー最終戦は、今年から2025年までイタリア・トリノへ開催都市を移す。イタリアは現在トップ100に8人を擁しており、2019年に最終戦へ出場した現在世界10位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がその筆頭だ。他にも急成長を遂げている19歳で世界36位のヤニク・シンネル(イタリア)がおり、彼らが母国でフィナーレを飾ることができるか注目だ。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2020年「Nitto ATPファイナルズ」でのジョコビッチ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)