トップになる素質を持つもメドベデフに足りないもう一つの課題2019年に現役を引…
トップになる素質を持つも
メドベデフに足りないもう一つの課題
2019年に現役を引退したヤンコ・ティプサレビッチ氏が世界ランキング4位のダニール・メドベデフ(ロシア)について、「世界のトップに立つために必要なものを持っている」と語っていることを海外メディア『Ubitennis』が報じている。
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2019年にはUSオープン決勝に進出し、続く2020年もパリ・マスターズとATPファイナルズで2大会連続優勝を果たすなど、大活躍を見せているメドベデフ。現在ではテニス界の三銃士、「BIG3(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ)」を脅かす存在とも称されており、今後も大きな飛躍を遂げることが期待されている。
セルビアのスポーツメディア『Spot Klub』のインタビューに応じたティプサレビッチ氏は「メドベデフは素晴らしい選手だよ」と称賛した上で、「彼がグランドスラムのタイトルを獲得するのか、また、彼がナンバーワンになるかどうかはすでに時間の問題だ」と更なる成功を示唆している。
一方でティプサレビッチ氏はメドベデフの弱点について、「現代のテニスを支配するためにはすべてのサーフェスで素晴らしい選手でなければならないが、今のところメドベージェフがクレーコートで良い結果を残せるとは思えない。それは彼のプレースタイルに原因がある」と語っている。
ティプサレビッチ氏の言葉通り、メドベデフはクレーコートを苦手としていることで知られ、通算成績は10勝18敗と大きく負け越している。また、四大大会の全仏オープンでは本戦入りを果たしているが、依然として1度も勝利がない状況だ。
これについてメドベデフ自身はロシア紙の『Sports Express』のインタビューで、「(2020年は)クレーシーズンに入る前に4日間しか準備できなかった。クレーがお気に入りのサーフェスならそれで十分だけど、自分にとっては少なすぎたことが判明した」とし、「これからは(どのサーフェスでも)いい準備をしてから臨みたい」と話している。
10連勝という最高の形で昨シーズンを締めくくったメドベデフ。今季はBIG3の壁を乗り超え、4大大会で優勝を飾りたいところだ。
文=中村光佑