ダウン奪いながらもKO負け「失望している」もガルシアを称賛 ボクシングのWBC世界ライト級暫定王座決定戦が2日(日本時間3日)、米カリフォルニア州で行われ、注目のプロスペクト、ライアン・ガルシア(米国)がルーク・キャンベル(英国)に7回KO…

ダウン奪いながらもKO負け「失望している」もガルシアを称賛

 ボクシングのWBC世界ライト級暫定王座決定戦が2日(日本時間3日)、米カリフォルニア州で行われ、注目のプロスペクト、ライアン・ガルシア(米国)がルーク・キャンベル(英国)に7回KO勝ち。デビューからの連勝を21(18KO)に伸ばした。ボディーショットで悶絶したキャンベルは試合後に「ガルシアは将来も有望だ」と脱帽している。

 タレント揃いのライト級戦線がさらに活性化しそうだ。22歳のガルシアが難敵キャンベルを仕留めたのは7ラウンドだ。1分半過ぎ、リング中央で対峙した2人。そしてガルシアは一撃で決めた。踏み込んでモーションに入ったガルシア。キャンベルはガードを上げたが、狙いはボディーだった。左の鋭い一撃を右わき腹に突き刺すと、英国のファイターはこらえきれなかった。

 膝をついてダウン。そして両手をキャンバスについて苦しがった。キャンベルは立つことができない。10カウントが響くと、その瞬間ガルシアは飛び上がってガッツポーズ。新星がその実力を鮮烈に見せつけた。

 敗れたキャンベルは試合後にツイッターを更新。ガルシアと同門のカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)を中央にガルシアを含めた健闘をたたえ合う3ショットを投稿し、さらにこうつづっている。

「正直に言うと、失望している。みんなのために本当に勝ちたかった。申し訳ない。試合を楽しんでくれたことを願っているよ。ライアン・ガルシアには脱帽。良くやったし、将来も有望だ。彼の幸運を祈っているよ」

 ガルシアの強さに素直に脱帽。ロンドン五輪の金メダリストは22歳の将来に太鼓判を押していた。(THE ANSWER編集部)