ジャン=クレール・トディボにとって2020年は簡単に忘れられる年ではないだろう。特に後半は試練だらけだったのが実情だ。 2019年1月にバルセロナにやって来た21歳のフランス人DFは、シャルケ04での半年間を経験した後、昨夏から2シーズンの…

ジャン=クレール・トディボにとって2020年は簡単に忘れられる年ではないだろう。特に後半は試練だらけだったのが実情だ。
2019年1月にバルセロナにやって来た21歳のフランス人DFは、シャルケ04での半年間を経験した後、昨夏から2シーズンのローンでジョルジュ・メンデス率いるSLベンフィカに加わった。
しかし、リスボンのクラブで希望を失っている。
昨年夏のフランス人選手の去就は、エリック・ガルシアの上陸の鍵を握っていたが、結局マンチェスター・シティとの経済的な合意に至らなかったため実現しなかった。いずれにせよバルサはトディボのベンフィカへのローン移籍で200万ユーロの収入を得た。
若きフランス人CBは飛躍する新たなチャンスと得たかに思われたが絶望することになった。まず、アキレス腱の問題で出遅れると、加入から3ヶ月近く経った今も一度も出場機会を得られず。それどころかベンチ入りすら叶っていない。
第二に、経験豊富な指揮官ジョルジュ・ジェズスに全く信頼されていない。「トディボは身体的にも戦術的にもレベルが不足している」と同監督から厳しい言葉を浴びせれるのが現状である。
ベンフィカはすでに同センターバックの移籍期間終了を望んでいるが、バルサに200万ユーロを支払う考えはないようだ。
ピケの長期負傷やアラウホ、ラングレの不調というバルセロナの事態を考慮し、通常であればトディボのレンタルバックも考えられるが、元々クーマンの構想から外れていたことでこの選択視は排除された。
先月30日に21回目の誕生日を迎えたジャン=クレールは、出口の見えないトンネルに入ってしまったようだ。