2020年はパンデミックの一年だった。コロナウィルスによるその経済的な惨状は、サッカー界をはじめとするあらゆる分野に波及している。『Palco 23』が報じたところによると、ラ・リーガのクラブはこの状況を受けて慎重になっており、2020年は…

2020年はパンデミックの一年だった。コロナウィルスによるその経済的な惨状は、サッカー界をはじめとするあらゆる分野に波及している。『Palco 23』が報じたところによると、ラ・リーガのクラブはこの状況を受けて慎重になっており、2020年は選手の取引に使われる資金の最大70%を前シーズンに比べて削減しているという。トランスファーマーケットが収集したおおよその数字によると、合計で約4億ユーロ(約505億円)が移籍に費やされている。
この調査によると、市場は今シーズンにおいてはサッカー選手の給与の削減によってダメージを受けている。以前のシーズンに見られた巨大な数字は、この2020年にはスター選手であっても、より控えめな数字になっている。
また、19/20シーズンとのもう一つの違いは、放出選手よりも、獲得選手の価値が1億ユーロ(126億円)程度低く、昨年の加入選手の価値は3億ユーロ(約380億円)前後多かった。
『Palco 23』によると、コンサルタント会社「KPMG」のデータによると、2020年5月から8月の間に欧州の主要10リーグのサッカー選手の価値は3.8%上昇していた。動きの数で言えば、パンデミック前にはすでに市場の動きは減っていた。それでもFIFAの報道によると、スペインは2020年1月の移籍市場で1億1820万ユーロと(約150億円)支出額で2位。動きでは、加入選手数82人で1位となっている。
今年の冬の市場は、スペインでは1月4日に始まり、欧州の他の主要リーグと同様に2月1日までの28日間のみとなっている。