31日、第99回全国高校サッカー選手権大会が開幕を迎えた。 新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、学校関係者以外の試合観戦が行えず、一般客がいないという異例の措置が取られている今大会。開会式も中止となり、各校が入場行進の映像と共に意気…

31日、第99回全国高校サッカー選手権大会が開幕を迎えた。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、学校関係者以外の試合観戦が行えず、一般客がいないという異例の措置が取られている今大会。開会式も中止となり、各校が入場行進の映像と共に意気込みを語るリモートで実施。選手宣誓も全会場へ映像で届けられる形となった。

例年であれば開会式後に開幕ゲームが行われれるが、今大会は31日に一斉に各地で開幕した。

前回大会の優勝校である静岡学園が不在の今大会。1回戦では、桐蔭学園(神奈川)vs東福岡(福岡)、星稜(石川)vs作陽(岡山)といった強豪校同士の対決も実現した。

桐蔭学園vs東福岡の一戦は、前半に東福岡が同じような形から2ゴールを先取。後半も桐蔭学園を寄せ付けず、危なげなく0-2で勝利し、2回戦へ駒を進めた。

また、星稜vs作陽の一戦は、前半に星稜が2ゴールを奪って2点リードで後半へ。作陽は選手交代で流れを変えていくと、空中戦を生かして2点差を追いつきPK戦へ。PK戦では守護神がセーブを見せて3-5で勝利を収めた。

その他、Jリーグへの内定選手を4名抱える昌平(埼玉)と高川学園(山口)の一戦は、戦前の予想とは異なる展開に。高川学園が2点をリードしてタイムアップだと思われたが、昌平が驚異の粘りを見せる。

80分に1点を返すと、アディショナルタイム5分に奇跡の同点ゴール。そのままPK戦に突入すると、サドンで津に突入し8-7で昌平が勝利を収めた。

その他の1回戦結果と2回戦組み合わせは以下の通り。

◆1回戦結果

昌平(埼玉) 2-2(8PK7) 高川学園(山口)

山梨学院(山梨) 1-0 米子北(鳥取)

明桜(秋田) 3-4 那覇西(沖縄)

関東第一(東京B) 4-0 山辺(奈良)

桐蔭学園(神奈川) 0-2 東福岡(福岡)

前橋商(群馬) 1-2 神村学園(鹿児島)

札幌大谷(北海道) 0-1 大手前高松(香川)

帝京大可児(岐阜) 3-1 初芝橋本(和歌山)

鹿島学園(茨城) 1-0 海星(三重)

松本国際(長野) 0-6 京都橘(京都)

市立船橋(千葉) 4-1 佐賀東(佐賀)

遠野(岩手) 0-5 神戸弘陵学園(兵庫)

星稜(石川) 2-2(3PK5) 作陽(岡山)

日大山形(山形) 1-1(3PK5) 近江(滋賀)

丸岡(福井) 1-0 ルーテル学院(熊本)

東海学園(愛知) 0-2 明徳義塾(高知)

◆2回戦 対戦カード

京都橘(京都) vs 昌平(埼玉)

学法石川(福島) vs 創成館(長崎)

市立船橋(千葉) vs 那覇西(沖縄)

関東第一(東京B) vs 神戸弘陵学園(兵庫)

近江(滋賀) vs 神村学園(鹿児島)

富山第一(富山) vs 日本文理大附(大分)

堀越(東京A) vs 大社(島根)

丸岡(福井) vs 大手前高松(香川)

藤枝明誠(静岡) vs 新田(愛媛)

山梨学院(山梨) vs 鹿島学園(茨城)

仙台育英(宮城) vs 宮崎日大(宮崎)

履正社(大阪) vs 帝京長岡(新潟)

矢板中央(栃木) vs 徳島市立(徳島)

作陽(岡山) vs 東福岡(福岡)

帝京可児(岐阜) vs 明徳義塾(高知)

広島皆実(広島) vs 青森山田(青森)