209.75点で3位、世界選手権代表の座を手にした宮原に相次ぐ称賛 フィギュアスケートの全日本選手権は27日、長野・ビッグハットで女子フリーが行われ、宮原知子(関大)は209.75点で3位に入った。4年ぶり5度目の優勝はならなかったが、さす…

209.75点で3位、世界選手権代表の座を手にした宮原に相次ぐ称賛

 フィギュアスケートの全日本選手権は27日、長野・ビッグハットで女子フリーが行われ、宮原知子(関大)は209.75点で3位に入った。4年ぶり5度目の優勝はならなかったが、さすがの表現力を披露した22歳に対して海外の識者からはツイッター上で相次ぐ拍手が送られている。

 赤い衣装に身を包み、円熟味を増す演技を披露した。冒頭のルッツ―トウループの連続3回転を決めると、次々と美しいジャンプを決めていく。最後のジャンプこそ転倒したが、演技後には力強いガッツポーズも飛び出した。

 見事に世界選手権代表の座を手にした宮原。ますます磨きがかかる表現力に米国の人気コメンテーター、ニック・マクカーベル氏は「正直に、この女性のスケートが見られて光栄。氷上で芸術と身体能力が一体となるのは格別です。そして彼女は創造のために続ける。ありがとう、ミヤハラ・サトコ」と記している。

 日本フィギュアに熱視線を送り続ける欧州衛星放送局「ユーロスポーツ」で解説を務めるマッシミリアーノ・アンベーシ氏も「私はサトコ・ミヤハラがペアで滑る所をぜひ見てみたい。彼女は驚くほどエレガンスで、様々な表現をできる選手だから。どんな男子パートナーとも、高め合うことができるだろう。残念だ。しかし、彼女はシングルでも良い選手なのだ」と独特の表現で称賛している。

 長きに渡り日本の女子フィギュア界を牽引し続ける宮原。来年の世界の舞台が今から楽しみだ。(THE ANSWER編集部)