全日本選手権女子フリー フィギュアスケートの全日本選手権は27日、長野・ビッグハットで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった紀平梨花(トヨタ自動車)が154.90、計234.24点をマークし、2度目の優勝を連覇で飾った。安…

全日本選手権女子フリー

 フィギュアスケートの全日本選手権は27日、長野・ビッグハットで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった紀平梨花(トヨタ自動車)が154.90、計234.24点をマークし、2度目の優勝を連覇で飾った。安藤美姫以来17年ぶりとなる日本女子2人目の4回転ジャンプに成功。海外記者らは「インクレディブルな能力だ」などと反応し、衝撃を与えている。

 紀平が快挙を達成した。新たな演目「Baby, God Bless You」を披露。緊張感が漂う中、ピアノの旋律に乗せて冒頭の4回転サルコーを成功させた。会場からは大きな拍手。演技終了直後に安堵の笑みを浮かべ、両拳を突き上げて喜んだ。

 米名物記者のジャッキー・ウォン氏は、紀平が4回転サルコーに成功した動画付きで反応。演技終了直後にツイッターで「リカ・キヒラ 4回転サルコー!!!!!!!!!!!」と速報している。さらに米国の人気コメンテーター、ニック・マクカーベル氏もツイッターでこうつづっている。

「凄い。全日本選手権のフリーで最後に滑ったリカ・キヒラが、4回転サルコーとトリプルアクセルを決めた。インクレディブルな能力だ。彼女は2年連続でナショナルタイトルを獲得した。ステファン・ランビエールはキス・アンド・クライで『壮大な4回転サルコーだ』と言った。全くその通りである」

 紀平は演技後のインタビューで、コロナ禍の影響でモチベーションを落すこともあったと告白していた。それでも、スイスでランビエール氏とトレーニングに励み、今季初戦で見事に4回転を成功。海外メディアにも活躍する姿が届いたようだ。(THE ANSWER編集部)