25年ぶりのリーグ優勝を達成した2016年、広島は4年目の鈴木誠也外野手が大ブレイクを遂げた。元々、素質は高く評価されており、15年も開幕戦に1番でスタメン出場するなど97試合に出場。これほどの活躍は予想できなかったにせよ、光るものは随所に…
25年ぶりのリーグ優勝を達成した2016年、広島は4年目の鈴木誠也外野手が大ブレイクを遂げた。元々、素質は高く評価されており、15年も開幕戦に1番でスタメン出場するなど97試合に出場。これほどの活躍は予想できなかったにせよ、光るものは随所に見せていた。17年、緒方孝市監督から「神ってる」と評された鈴木のように大きく花開く選手は誰だろうか。ブレイク予想を立ててみた。
■元新人王、昨季ドラ1、未完の大器…広島で2017年に「神る」のは誰?
25年ぶりのリーグ優勝を達成した2016年、広島は4年目の鈴木誠也外野手が大ブレイクを遂げた。元々、素質は高く評価されており、15年も開幕戦に1番でスタメン出場するなど97試合に出場。これほどの活躍は予想できなかったにせよ、光るものは随所に見せていた。
17年、緒方孝市監督から「神ってる」と評された鈴木のように大きく花開く選手は誰だろうか。ブレイク予想を立ててみた。
◯大瀬良大地(4年目・25歳)
新人王に輝いた実績もあるだけに新星と呼ぶには抵抗があるが、ここ2年はケガの影響もあり不本意な成績に終わった。もっとやれる投手だというのは衆目の一致した見解。再び先発を務める予定の2017年、黒田の穴を埋め、最多勝級の活躍をしても決しておかしくはない。
◯岡田明丈(2年目・23歳)
昨季のドラ1は1年目から先発を任され4勝3敗。勝ち運に恵まれていれば、もう少し白星を上積みできただろう。150キロ近い直球とスライダーは抜群。開幕ローテ入りは確実で、2桁勝利は十分に狙える。
◯戸田隆矢(6年目・23歳)
16年は中継ぎに、先発に、とフル回転。後半戦は故障で投げられなかったが、前半戦だけで4勝を挙げた。甲子園での阪神戦では140球で完封勝利とスタミナも十分。チームに左腕が不足しているだけに出てきて欲しい存在だ。
■8年目の25歳は「そろそろ」覚醒を期待?
◯塹江敦哉(3年目・19歳)
大穴はこの選手だ。150キロを超える直球を投げる左腕。1軍でも経験を積み、初先発した試合では5回2失点と好投。投げっぷりの良さが魅力で、近い将来ローテーションに入ってくるのは間違いない。
◯堂林翔太(8年目・25歳)
未完の和製大砲。12年には14本塁打した実績もあるが、近年の成績は寂しい限りだ。キャリア的には中堅の域。充実したオフを過ごしているようで、「そろそろ」と覚醒の期待をかけたくなる。
◯西川龍馬(2年目・22歳)
ルーキーイヤーからほぼフルシーズン1軍で過ごした。出番は決して多くなかったが、その中でも非凡なバッティングセンスは目を引いた。日本シリーズでもいきなり安打を放つなど、大舞台で動じない精神力も。まずは三塁の定位置争いだが、飛躍の可能性を秘めている。
元々、広島は若いチーム。特に野手は菊池、田中、丸、鈴木ら脂ののった年齢の選手がレギュラーに君臨し、若手が割って入るのは並大抵ではない。だが、そこに食い込む新星が出てくれば、さらにチームが活性化するはずだ。