嗚呼!すばらしき球団・クラブ愛 『ファン魂』連載 第3回 松原江里佳(川崎ブレイブサンダース) 芸能人など著名な方々が、…
嗚呼!すばらしき球団・クラブ愛 『ファン魂』
連載 第3回 松原江里佳(川崎ブレイブサンダース)
芸能人など著名な方々が、自身が好きなプロ野球球団やサッカークラブなどについての"愛"を語る連載『ファン魂(たま)』。
第3回目はバスケットボールのBリーグ、川崎ブレイブサンダースのファンであるフリーアナウンサーの松原江里佳さん。ファンになった経緯をはじめ、チームの魅力や今イチオシの選手など、ブレイブサンダースへの愛を思う存分語ってもらった。

選手たちの素顔を見てファンになったという松原江里佳さん
―― 東京のご出身ですが、川崎ブレイブサンダースを応援しはじめたきっかけはなんだったのでしょうか。
「今、FMヨコハマで『COLORFUL KAWASAKI』という川崎の魅力を伝える番組をやらせていただいているのですが、その中で川崎ブレイブサンダースなど川崎を元気にするスポーツチームを取材するという機会があって、その番組がきっかけでブレイブサンダースと出会いました」
―― ご自身では何かスポーツはされていたのですか。
「中学3年間はテニスをやっていて、その後、高校では家庭部だったのですが、大学ではテニスサークルに入っていました。今は趣味でゴルフもやっていますし、卓球もすごく好きです。あとはホットヨガやジムでトレーニングもしたり、筋トレは家で毎日しています。なのでどちらかというと"観る側"というよりも"やる側"の人間だったので、どこかのチームのファンになるというのは正直、今までなかったんです。なので、ブレイブサンダースが私の"初めて"なんです」
―― ラジオ番組がきっかけで、ということですが、そこから一気にブレイブサンダースを好きになったのでしょうか。
「2018年に番組の公開収録があって、その時にゲストでブレイブサンダースの3選手がご出演されました。そこでスイッチが入った感じです。事前の打ち合わせでは真面目で寡黙な感じだったんですけど、収録に入るとファンに対しての接し方が、なんだか可愛かったんです(笑)。選手の方々がファンに対してハニカム顔が、試合中では絶対に見られないような顔で。そういうところからこのチームの方たちってすごく温かみがあるなと思いました。そこに触れた時に、ファンとして応援したいなという感じへと変わっていきました。だから試合を観たからというよりも、初めは人柄で好きになった感じですね」

選手のオンとオフのギャップに惹かれる松原さん
―― ブレイブサンダースを応援し始める前からBリーグの存在は知っていましたか。
「なんとなく、ですね。川崎ではフロンターレのほうが有名だったイメージがあって、番組をやるとなった時もBリーグのことはまだあまり意識していませんでした」
―― 最初はそんな感じだった松原さんも、ブレイブサンダースの知識を積み上げてきたと思います。どういったところにこのチームの魅力を感じていますか。
「ブレイブサンダースって喜怒哀楽がすごくある。悔しい時の藤井祐眞選手の表情はすごい剣幕ですし、3Pシュートを決めたときの辻直人選手のガッツポーズはとてもうれしそう。そんな感情を全部表に出すところがすごく魅力的です。勝利に対しても貪欲で、ずっと相手に食らいついていく。だからこそ勝負所で120%の力を出せるチームだなって思っています。
一方で、試合以外のところでは和気あいあいとしていて、選手一人一人が個性的だしワッキャワッキャやってるのがすごく好き。天然キャラもいればつっこみキャラもいて。藤井選手などは人見知りのイメージがあるんですけど、それなのにみんなの前ではすごくしゃべる。そういうギャップがたまらなくて、かわいいなあって思っちゃうんですよ(笑)」
―― 試合以外での魅力も松原さんが応援する理由の一つになったのですね。
「ブレイブサンダースでおもしろいのが、公式のYouTubeチャンネルです。"おもしろ動画"を結構やっているんですよ。3Pシュートの企画では、どこまで遠くから打てるかを披露していて、それがホントにすごすぎる。シュートを打つ距離を測るのも藤井選手を寝転ばせて「1ゆうま」「2ゆうま」みたいに測ったりしていて、ファンじゃなくても絶対に面白いだろうなって思います。結構くだらないことでも一所懸命やっているので、ファンにとっては応援のしがいのある、還元率の高いチームですよね」

松原さんが持参したブレイブサンダースのラッピングバス型目覚まし時計。毎朝
「川崎コール」で目覚めているという
―― ちなみに、とりわけ好きな選手はどなたでしょうか。
「えー、難しいんですけどそれ(笑)。でも今、イチオシは増田啓介選手ですね。11月の千葉ジェッツ戦のことなんですが、ブレイブサンダースは直前にケガ人が出たりしてこの試合は正直、厳しいかなと思っていたんです。でも増田選手が第4クォーターの「ここぞ」という場面で3Pシュートを決めて勝ったんです。あの試合から増田選手に注目するようになりました。結構アグレッシブなのにYouTubeでは天然ボケなキャラを見せたりして、そのギャップも魅力です。身長が194cmあるんですけど少年みたいな顔で、それもいいですね」
―― バスケットボールは野球やサッカーなどに比べてプレーする女性の比率が高いと思いますが、実際に女性の立場からすると入っていきやすい競技ですか。
「そうですね。ルールもわかりやすいですし、イケメン選手も多いので女性も入りやすいと思います(笑)。私、青木保憲選手の上腕二頭筋が素敵だと思っていて、ジャケットの上腕部分のパンパン加減がたまらないなって、食い入るように見ています(笑)」
―― ブレイブサンダースはBリーグとなってまだリーグ優勝を経験していませんが、今季はここまで上位に踏みとどまっています。やはり優勝を期待しますよね。
「そうですね。昨シーズンも好成績だったのにコロナの影響でシーズンが終了してしまって優勝を果たせなかった悔しさもありますしね。それでも心が折れないのがブレイブサンダースだと思うし、ここから駆け抜けて優勝してほしいなと思ってます。
でも、ブレイブサンダースが行なっている地域貢献なども見てきて、勝つだけがすべてじゃないんだなとも思うので、優勝もしてほしいですけど、それと同じくらい川崎を元気にするチームであってほしいです」
【Profile】
松原江里佳(まつばら・えりか)
1989年5月5日生まれ、東京都出身。元STV札幌放送アナウンサー。TV、ラジオ、CM等で活躍し、現在はFMヨコハマで『COLORFUL KAWASAKI』のパーソナリティーも務める。
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