今シーズンのATP(男子プロテニス協会)「ニューカマー賞」を受賞した、1…
今シーズンのATP(男子プロテニス協会)「ニューカマー賞」を受賞した、17歳の世界141位カルロス・アルカラス(スペイン)。現地24日、ATPは公式サイトでそのアルカラスの喜びのコメントを紹介した。【実際の動画】当時まだ16歳だなんて信じられない!驚異の身体能力が生んだスーパープレー
アルカラスは「ATPと、ニューカマー賞で僕に投票してくれた皆さんに感謝したい。とても嬉しいよ」とコメント。
そして「本当に、僕のチームがいなければこのことは成し得なかった。今年は困難なことが多かったにも関わらず、僕たちはいくつかの良い結果が残せたんだ」と、自身のチームへの感謝の気持ちを表した。
アルカラスは今シーズン、17歳5ヶ月にしてチャレンジャー大会3タイトルを獲得。これはリシャール・ガスケ(フランス)に次ぐ2番目の若さとなっている。また2月に行われた「ATP500 リオデジャネイロ」の本戦1回戦では、同郷のアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を7-6(2)、4-6、7-6(2)で撃破。2003年生まれの選手として、初のツアーレベルでの勝利を飾った。
世界ランキングは昨年末の時点では492位だったが、10月19日付けでキャリアハイの136位に。今後も注目の存在となっている。
一方、今年の「ニューカマー賞」にノミネートされていたのはアルカラスの他に、セバスチャン・コルダ(アメリカ)、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、ユーリ・ロディオノフ(オーストリア)、エミル・ルースブオリ(フィンランド)、チアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)の5名だった。
アルカラスは「この賞にノミネートされた、他の全員にもおめでとうと言いたい」「彼らも素晴らしい1年を過ごし、高いレベルでプレーした。彼らの2021年の幸運を祈っている」と、他の面々にもメッセージを送った。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2019年9月のアルカラス
(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)