■大阪…

■大阪エヴェッサ vs 千葉ジェッツ(@おおきにアリーナ舞洲)

第1戦:12月26日15時5分 第2戦:12月27日15時5分

 第10節では7点差で敗れた信州ブレイブウォリアーズを相手に、前節の大阪エヴェッサは連勝で借りを返した。それも、合田怜と伊藤達哉のガード2人がそろって戦列に復帰するおまけつき。ターンオーバーをわずか5個に抑えた1戦目を7点差で制すると、2戦目は第1クォーターが9得点止まりながらディフェンスは試合を通じて機能。3連勝で12勝11敗となり、ようやく今季初の“貯金”生活にはいった。

 一方の千葉ジェッツも前節は連勝しているが、その2戦目はリーグ史上に残る大熱戦となった。3ポイントの入れ合いの様相を呈したこの試合、第4クォーター残り2.0秒に同点3ポイントを決められて延長に突入すると、その延長でも残り0.8秒に同点3ポイントを被弾。再延長も息詰まる展開となったが、最後は1点ビハインドの残り1.9秒で富樫勇樹がフリースローを2本とも沈めて決着した。最終スコアは130-129。富樫が3ポイント9本を含む40得点をマークしたほか、原修太も前日に続く2ケタ得点を挙げ、攻守に貢献が光った。

 大阪にとって、千葉との顔合わせは今季東地区と4試合組まれている2カードのうちの1つ。約1カ月後にはアウェーで再戦が控えており、まずはホームで対等に渡り合える感触をつかんでおきたいところだ。合田と伊藤の欠場中に中村浩陸が信頼を勝ち取り、3枚のガード陣にはシーズン中盤以降のチームを引っ張る働きが期待される。富樫とのマッチアップは、格好の試金石になるはずだ。

文=吉川哲彦

■ロスター

・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)

伊藤達哉

エリエット・ドンリー

土屋アリスター時生

角野亮伍

藤本巧太

駒水大雅ジャック

中村浩陸

橋本拓哉

合田怜

ディージェイ・ニュービル

アイラ・ブラウン

ギャレット・スタツ

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)

ジョシュ・ダンカン

富樫勇樹

コー・フリッピン

田口成浩

赤穂雷太 ※特別指定

大宮宏正

西村文男

シャノン・ショーター

佐藤卓磨

藤永佳昭

ギャビン・エドワーズ

セバスチャン・サイズ

ラシードファラーズ

原修太