東大阪市花園ラグビー場で開催されている第96回全国高校ラグビー大会は1月3日、準々決勝がおこなわれ、第1試合ではAシードの御所実業(奈良)が昨年度ベスト4の石見智翠館(島根)に43-7で快勝し、準決勝進出を決めた。御所実の4強入りは、準優勝した94回大会以来、2年ぶり。

 御所実は前半5分、ハーフウェイからモールを組んで約45メートル前進し、ゴール前で塊の後ろにいたWTB南昂伸が抜けてインゴールに飛び込み、先制した。さらに13分、敵陣深くで相手ボールラインアウトをFL城間賢がスチールしてチャンスとなり、右へ展開、FB岡村晃司からオフロードパスをもらったCTB高永明日海がゴールに持ち込み、14-0とした。

 対する石見智翠館は21分、ラインアウトからのアタックでFL中島俊輔が抜け、2試合連続無失点だった堅守の御所実からトライを挙げた。

 しかし御所実は前半最後の攻撃で、ゴール前でモールを形成して押し込み、大きな7点を加えて21-7で折り返した。

 突き放したい御所実は後半9分、1年生のCTBメイン平がハンドオフとしなやかな動きで次々とタックラーをかわしてゴールに持ち込み、追加点。その後、PGでリードを広げ、21分にはゴール前の密集からSHのポジションにいた南がギャップを突いてインゴールに突っ込み、トライを挙げた。

 前半に1トライを許したものの粘り強い御所実の守りは最後まで続き、ロスタイムにはターンオーバーからSH馬見塚平もスコアラーとなって、快勝で1月5日の準決勝進出を決めた。

 御所実の北村将大キャプテンは「ディフェンスは自分たちの強みだが、今日は1本、ディフェンスのエラーで失点した部分があったので、そこはチーム全員が自分の役割と責任をもう一度確認して、準決勝に臨みたい」と語った。