全国高校ラグビー大会連覇がかかる東海大仰星(大阪第1)は、花園で初のベスト8入りとなった東京(東京第1)と準々決勝でぶつかり、40-12で制して準決勝に進んだ。

 東海大仰星は前半3分、ゴール前スクラムから攻め、今大会初先発のLO庄司拓馬が力強くインゴールに押し込み先制した。しかし東京は10分に追いつく。ラインアウトからモールでトライを奪い、キック成功で7-7とした。

 だが、リスタート後まもなく、仰星は敵陣深くで、WTB根塚洸雅がディフェンスでプレッシャーをかけてボールを奪い返し、たたみかけてNO8吉田大亮がインゴールに突っ込み、勝ち越した。さらに20分、敵陣左深くの密集でこぼれたボールをLO庄司が拾ってインゴールに飛び込み、トライが認められた。前年度王者はハーフタイム前にも、敵陣深くでターンオーバーし、HO島田久満がゴールに持ち込み貴重な追加点を獲得、28-7で折り返した。

 早めに点差を詰めたい東京は後半早々、ラインアウトからモールで押し込み、キャプテンのSH春野日向がこの試合2つ目のトライを決めて16点差とする。しかし、12分にも攻め込み、SO西野稜祐が防御網を切り裂いてゴールラインに迫ったがグラウンディング寸前に落球し、追加点を奪えなかったのは痛かった。

 後半はしばらく得点できなかった東海大仰星だが、25分、敵陣22メートルライン左のスクラムからの展開でWTB根塚が抜け、勝利を引き寄せる大きなトライを獲得した。
 仰星はさらにロスタイム、WTB根塚が自陣インゴールから好走して大きくゲインし、LO田中利輝がつないで、WTB宮崎佑基が走り切り、100メートルアタックを完成させてゲームを締めくくったのだった。

 東海大仰星の湯浅大智監督は選手たちの粘りを評価。「前半、しっかり粘って相手のミスを誘うこともできた」。山田生真キャプテンは次戦へ向けて、「ペナルティが多かったので、規律の部分をもう一回見直したい」と課題をあげた。