ニュージーランド・オークランドで開催されている「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/1月2~7日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦 で、第1シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がポリーヌ・パルモンテ…

 ニュージーランド・オークランドで開催されている「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/1月2~7日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦 で、第1シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がポリーヌ・パルモンティエ(フランス)を6-3 6-4で下し、2017年シーズン初戦を勝利で飾った。これによりセレナは、輝かしい実績と一時的フラストレーションの発作を織り交ぜた4ヵ月の休止に終止符を打った。

 セレナは、2日に予定されていた1回戦が雨で延期されたため、2017年の初戦を1日余計に待たなければならなかった。

 この日、セレナを煩わせたのは雨ではなく風で、強風がサービスを打つのを困難にしたのである。

 セレナは、世界69位のパルモンティエを倒すのに74分を要した。彼女はマッチポイントでの1本を含め、8本のサービスエースを奪ったが、4本のダブルフォールトを含めた一連のアンフォーストエラーで試合を長引かせもした。

 「風に苦しめられたわ」とセレナ。「ここで練習していた数日間は、まったく風なんかなかったのに、試合日に限って本当に風が強かった。やりやすくはなかったけど、興味深かったわね」

 風が強くなったとき、セレナは苛立ちを見せ、ファーストサービスを入れるのに苦労していた。しかし、ファーストサービスが入ったときには、その80%でポイントをものにしていた。また、彼女は風の影響でグラウンドストロークのコントロールにも苦しみ、動きはよかったものの、特にバックハンドに不安定さを見せていた。

 セレナは第2セットの第3ゲームでパルモンティエのサービスをブレークをしたが、すぐに次のゲームを落とした。第6ゲームでは3つのブレークポイントをしのぎ、自らのサービスを苦労してキープすると、そこからはパワフルなウィナーで試合を締めくくりにかかり、第7ゲームでふたたびブレークに成功した。

 雨にたたられた大会初日、消化された本戦の試合は2試合にすぎなかった。そのほかの試合では、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場のジェード・ルイス(ニュージーランド)と、元世界1位のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)がニコール・ギブズ(アメリカ)とプレーすることになっていた。(C)AP