サッカー名将列伝第28回 ユリアン・ナーゲルスマン革新的な戦術や魅力的なサッカー、無類の勝負強さで、見る者を熱くさせてき…
サッカー名将列伝
第28回 ユリアン・ナーゲルスマン
革新的な戦術や魅力的なサッカー、無類の勝負強さで、見る者を熱くさせてきた、サッカー界の名将の仕事を紹介する。今回は最終回。ドイツ・ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマンを取り上げる。まだ33歳だが、すでに経験は豊富。それだけに将来の活躍も十分に期待される監督だ。
ライプツィヒはスポーツディレクターのラルフ・ラングニックが教則本を残していて、誰が監督をやっても基本はラングニックのサッカーのはずだった。ところが、ナーゲルスマンはラングニック方式を踏襲しながら、違うところも多々あって、むしろナーゲルスマンの色のほうが強い。さらにナーゲルスマン方式のほうがうまくいっている。
これはラングニックも含め、これまでのライプツィヒの監督よりもナーゲルスマンのほうが優れているからではないかと思われる。腕が違うのだ、監督としての。
若いけれども監督としての才能に恵まれていて、若いだけに時間もたっぷりある。まだ現役選手でプレーしていてもおかしくない年齢だが、監督としては老獪さも漂わせているナーゲルスマンのこれからが注目される。
ユリアン・ナーゲルスマン
Julian Nagelsmann/1987年7月23日生まれ。ドイツのランツベルク・アム・レヒ出身。20歳で現役引退後、アウクスブクルや1860ミュンヘン、ホッフェンハイムのユースチームを指導。2016年2月に28歳でホッフェンハイムの監督に就任すると、そのシーズンのクラブの1部残留に成功。翌シーズンは上位進出でCL出場権を獲得するなどの手腕を発揮。2019-20シーズンからはライプツィヒを指揮。昨シーズンはチームをCL準決勝に導いた。