「これじゃ『GoToトラベル』じゃなく、『GoToジャイアンツキャンペーン』だよ。即刻停止を求めないと!」・今すぐ読み…

 「これじゃ『GoToトラベル』じゃなく、『GoToジャイアンツキャンペーン』だよ。即刻停止を求めないと!」

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 30代男性のDeNAファンはこう嘆きます。

 コロナ禍の今オフ、FA市場を巡る動きは停滞しました。唯一、果敢に動いたのは「FAは参加することに意義がある」ジャイアンツ。しかも同一リーグのDeNAから梶谷、井納の2人を「W獲り」。これじゃベイスターズ党が憤るのもムリはありません。

 前述のファンは続けます。

 「ジャイアンツはセ・リーグの代表として日本シリーズに臨みながらも、2年連続の4連敗であっけなく敗れ去った。だから補強するなとは言いません。ならばパ・リーグから選手を獲得し、新しい風を入れるのが『球界の盟主』の進むべき道でしょう? 同じリーグ内の戦力を削いで、来季のリーグVだけを考えるなんて、呆れますよ」

 しかし、心が躍らないのはG党も一緒のようです。黄金期からジャイアンツ一筋の50代女性はこうため息をつくのです。

 「2年連続の日本シリーズスイープはまだ暗い影を落としています。FAで欲しいのは小笠原とか丸とか、そのクラスです。梶谷は今年は良かったけど、来季以降はどうか…。むしろ井納の方が活躍の場がありそうですよね。先発いないですし」

 そして、こう言うのです。

 「唯一の救いは、梶谷の人的補償が(田中)俊太君だったこと。正直、ああ良かったというのがG党の総意でしょう。私たち、みんなこれまでツライ思いをしてきたから」

 巨人へFA移籍する選手の人的補償として、チームを離れた男たちはこれで14人目。巨人が苦渋ながらも「プロテクト外」という選択をしながら、新天地で大きく飛躍した選手の名も見受けられます。

 在京スポーツ紙のベテラン記者は語ります。

 「2006年に中日・野口茂樹の人的補償で小田幸平を失ったのは大きかった。99年に19勝でセMVPとなった野口ですが、結局巨人ではけがもあって2年間しかプレーせず、計1勝止まり。失った小田は中日の1軍で何度もスタメンマスクをかぶるなど、9年間にわたって貴重な存在であり続けました」

 「14年に大竹寛の人的補償で広島に移籍した一岡竜司も才能が開花。剛腕セットアッパーとして巨人の前に立ちはだかり、カープの黄金期を支えました。17年の山口俊の人的補償でDeNAに行った平良拳太郎も先発ローテに欠かせない右腕となっている。逃した魚は常に大きく、古巣に厳しい『恩返し』をするんです」

 一岡と平良のトラウマから、ファンの間には『若手をしっかりプロテクトしろ』という世論が高まります。すると、炭谷銀仁朗の人的で西武に内海哲也が、丸佳浩の人的で広島に長野久義が流出する事態に…。

 「内海と長野はともにファンからの人気も高かっただけに、ハレーションも大きかった。しかし、移籍先での活躍がそれほどでもないため、今となっては巨人ファンも納得しています(笑)。直近の2件がこの2人だったので、G党の衝撃も強かった分、今回の田中俊太へは『横浜でもガンバってね』と温かい声が注がれています」(前述ベテラン記者)

 さて今回の梶谷-田中俊の「取引」、収支決算はどうなるでしょうか。2021年シーズンの見所の一つといえそうです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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