カタール、ドーハで開催されているカタール・オープン(ATP250/1月2~7日/賞金総額123万7190ドル)で、前年度覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がスロースタートを乗り越え、ヤンレナード・ストルフ(ドイツ)を7-6(1) 6…

 カタール、ドーハで開催されているカタール・オープン(ATP250/1月2~7日/賞金総額123万7190ドル)で、前年度覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がスロースタートを乗り越え、ヤンレナード・ストルフ(ドイツ)を7-6(1) 6-3で倒して2017年最初の試合を勝利で飾った。

 第2シードのジョコビッチは第1セットで一時0-4とリードを奪われたが、そこから挽回して5-5に追いつき、本来の調子を取り戻したタイブレークでは世界ランク63位のストルフにわずか1ポイントしか与えなかった。

 「エンジンをかけるのに、より時間が必要だったようだ」とジョコビッチ。「これは年の最初の試合だ。どんなスタートになるか、決してわからないものだよ。僕はあまり足が動いておらず、またストルフがいいサービスを打ち込み、ベースラインからボールを叩いてアグレッシブにプレーしていたことも褒めてしかるべきだろう」。

 世界2位のジョコビッチは、第2セットの第1ゲームと最終ゲームでブレークを果たし、試合に終止符を打った。

 「やっていくうちにリズムをつかみ、彼のサービスのコースを読めるようになっていくと信じていたから、僕は落ち着きを保っていた。そして、実際そんなふうになったんだ」とジョコビッチは言った。

 「間違いなく、もっといいプレーはできる。でも、繰り返すけど、これは今年最初の試合なんだ。最初の試合でトップの調子になれないことはわかっている。でもこの過程は、正しい軌道上にあると思うよ」

 ジョコビッチは次のラウンドで、フロリアン・マイヤー(ドイツ)を6-7(3) 6-4 7-6(9)の激戦の末に下して勝ち上がったホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)と対戦する。

 第4シードのダビド・ゴファン(ベルギー)もロビン・ハッサ(オランダ)を7-6(4) 6-2で下し、2回戦に駒を進めた。

 一方、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)は、3日に世界69位のジェレミー・シャルディ(フランス)と対戦する。昨年末にジョコビッチから世界1位の座を奪ったマレーは、2日にマリウシュ・フィルステンベルグ(ポルトガル)と組んでダブルスをプレーし、ダビド・マレロ(スペイン)/ネナド・ジモニッチ(セルビア)に2-6 4-6で敗れた。(C)AP